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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.06.30 02:03

ARTA NSX GT3 2019スーパーGT第4戦タイ 予選レポート

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スーパーGT | ARTA NSX GT3 2019スーパーGT第4戦タイ 予選レポート

第4戦 チャン・インターナショナル・サーキット(タイ)

初めて挑むコースをチーム力で補い5番手獲得

 今年からNSX GT3で戦っているARTAだが、この車両でこのサーキットの走行は初めてだ。過去のデータも参考にならないうえに、ハンディキャップウェイトが57kgという状況で、ドライバーとチームがどの程度車のパフォーマンスを引き出すかが見どころだ。また、福住仁嶺はこのサーキットを走行するのが初めてだが、適応能力の高さもここで見てみたい。

 午前のフリー走行で予選と決勝のセッティングを進め、Q1が始まった。

 Q1は高木真一がアタック。ウェイトハンディが重い中で、高木はQ1を突破することを目標に置いていたが、いざ走ってみるとアンダーステアが強く、コントロールが非常に難しかったようだ。しかし、そこはベテランの高木。何とか車のパフォーマンスを引き出し、12番手でQ1突破に成功した。

 Q2が始まる前に高木はチームに車の症状を伝え、改善策を練った。それが功を奏したのか、Q2の福住は初めてのサーキットにも関わらず、この重さで5番手のタイムを叩き出し適応能力の高さを魅せつけた。まさにARTAの総合力の高さを見る事が出来た予選と言えるだろう。

 明日はこのウェイトハンディがどの程度ブレーキやタイヤに影響するか分からないが、上位でフィニッシュし、日本に帰国したい。

福住仁嶺(ARTA NSX GT3)
福住仁嶺(ARTA NSX GT3)

土屋圭市アドバイザーのコメント

「NSX GT3で初めてのコースで、ウェイトが57kgという中で予選5番手は上出来だね。仁嶺も初めてのコースなのにしっかりタイムを出してきたし、良い雰囲気だね。ここでポイントを重ねて後半戦に突入したいね」

一瀬俊浩エンジニアのコメント

「この車をこのコースで走らせるのは初めてだったので、このコースの特徴と、今まで走ってきた中で良さそうなところをピックアップして車を作ってきました。今まで課題だったところを別のアプローチをしてみたら、それが良かったみたいで、タイムを見ても重たい割には良いポジションを得られたので、それを更に進めて予選に挑みました。Q1は気温が上がった事もあり、エンジン的にも辛かったというのとニュータイヤを履いた時のバランスを改善出来ていなかったという事もあり、Q1を突破出来たものの、車のパフォーマンスをしっかり引き出す事が出来ませんでした。Q2に向けてバランスだけ合わせる作業をしたらタイムも出てきたので、57kg積んでいる中では良いパフォーマンスだったのかな、と思います。明日はタイヤもここに合っていると思うので、それを生かして上位でチェッカーを受けられればと思います」

高木真一選手のコメント

「NSX GT3で走るのは初めてですし、仁嶺もここを走るのは初めてなので色々と様子を見ながら朝の走行を行いました。予選は午前のセッションよりワンランク上のセットで走りましたが、それが想定していたとおりにならなくて、ボクが走行した時はアンダーステアが強くなってしまいました。Q2までにそれを補正してもらったら凄く良くなりました。これはチームの分析力の高さ、速さもありますし、仁嶺もそれに対応出来る能力と、ブリヂストンタイヤのおかげでウェイトが重たい中でこのようなポジションを得られたと思います。これを無駄にしないように明日確実に結果につなげていきたいと思います」

福住仁嶺選手のコメント

「Q2を担当させてもらいました。高木さんのQ1は12番手だったのですが、高木さんとチームがQ2が始まる前までに車を改善してくれて、良い状態でQ2を走る事が出来ました。車はウェイトが57kgも積んである割りには操縦性が向上していて、なんとか5番手のタイムを出す事が出来ました。このポジションは高木さんのアドバイスとチームが車を改善してくれたおかげだと思っています。明日も良い結果を残せるように頑張ります」


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