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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.07.05 10:30
更新日: 2019.07.05 10:41

30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

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スーパーGT | 30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 2019スーパーGT第4戦タイ レースレポート

2019 AUTOBACS SUPER GT
ROUND 4 チャン・インターナショナル・サーキット

開催地:チャン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム)/4.554km
6月29日(予選)
天候:曇り
コースコンディション:ドライ
観客数:1万618人
6月30日(決勝)
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
観客数:2万282人

大いなるポテンシャルアップを感じられたタイ・チャンでの戦い。
あと少し、もう少し!

 スーパーGTシリーズ第4戦がタイのチャン・インターナショナル・サーキットを舞台に、『Chang SUPER GT RACE』として開催された。今年もaprは引き続き2台体制で挑むが、マシンをTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV(ZVW52)にスイッチ。

 規定の変更と合わせ、駆動方式をミッドシップからFRに改め、さらに5.4リッターのV8エンジン、2UR-Gを新たに搭載することとなった。『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』をドライブするのは、引き続き永井宏明選手と織戸学選手。タイヤもヨコハマが継続して使用される。

 今年で6回目の開催となるタイでのレース。コースの特徴としては、非常にフラットで高低差は少ない一方で、前半に3本のストレートが備えられているのが最大のポイントだ。ストレートパフォーマンスに優れる、特にターボエンジンのFIA-GT3車両に圧倒的有利とされ、JAF-GT車両にとっては最終セクターのテクニカル区間で稼いで予選の一発を決めても、決勝のスタート後にストレートで抜かれやすい、非常に悩ましいコースでもある。とは言え、だからこそ真価が問われることにもなってくる。

 開幕からの2戦は悪天候とアクシデントに苦しんだものの、第3戦ではQ1突破まで後一歩まで迫り、決勝もノートラブルでの完走を果たすなど、レース内容としては右上がりの状態にあり、ニューマシンも徐々に仕上がりつつある。ムードは上向きであるだけに、活躍が大いに期待された。

公式練習 6月29日(土)10:00~11:35

 チームやドライバーにとっては、すでに十分な経験を持っているチャン・インターナショナル・サーキットながら、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTにとっては初めて挑む場所ではある。FR化されて、エンジンが改められていることもあり、データは極めて少ない状況にあった。その点においては、ライバルに対してハンデを背負った状態からの走り始めとなった。

 意外に暑くない……というのが、公式練習でまず感じられた印象だ。開始時の気温は30度、路面温度は35度と、実際には十分暑いのだが、これまでのタイでの印象からなのか、時々いい風が吹いてきたためなのか、いずれにせよ違って感じられたもの。

 さて今回、最初に#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTに乗り込んだのは永井選手。開始からほぼ1時間を担当し、細かくセットアップが進められるたび、タイムを伸ばしていく。その間のベストタイムは1分36秒508。そこから先は織戸選手がドライブし、永井選手が詰めたセットの確認をまずは行い、1分35秒287をマークする。

 感触は上々。そこからは3度のピットを挟んで、セッション終了まで走り続けた織戸選手は、それぞれが周回を重ねて路面状態も向上したこともあり、最終のGT300単独セッションでは1分34秒934にまで短縮を果たすこととなった。


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