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2019.08.06

D’station Racing AMR 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート


スーパーGT | D’station Racing AMR 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

D’station Racing AMR
Race Report – 2019.08.05

長丁場の戦いで表彰台を争うも
SCに泣き得点まであと一歩

AUTOBACS SUPER GT 2019 SERIES
Round.5 Fuji

August 3 – 4 2019
Qualify : 10rd
Race : 11th

 開幕3戦の不振が嘘のように一気にポテンシャルを増し、第4戦タイでは優勝を争うまでに成長したD’station Vantage GT3。結果的にレースは悔しいものになってしまったが、大いに戦える手ごたえを得た。約1ヶ月のインターバルを経て迎えた第5戦の舞台は、チームの地元富士。シリーズ最長の500マイルで争われるレースだ。この一戦に向け、チームはアストンマーティンワークスドライバーのダレン・ターナーを招聘。性能調整とコース特性を考えると決して得意なコースではないが、上位フィニッシュを目指した。

 この時季らしい暑さのなか迎えた8月3日の予選日。まずはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがステアリングを握りコースインしセットアップを進めると、SUPER GT自体が初めてのターナーが乗り込み習熟を進め、最後は藤井誠暢に交代。順調にセッションをこなした。1分38秒539というベストタイムで3番手という順位は大いに手ごたえがありそうだ。タイ戦から変更したセットアップがやはり効いている。ただ、登り坂のセクター3は、ライバルたちの方がトルクがあり、そこでの差が少し気になる。

 その予感は的中し、午後の公式予選ではセクター1〜2は素晴らしい速さをみせるも、やはりセクター3でタイムが伸びない。Q1の藤井は1分38秒534で14番手につけQ2進出を果たすも、オリベイラをもってしても1分37秒885で10番手。とはいえ、十分にポイント獲得が可能な位置にはつけた。

 8月4日の決勝日は多くのファンが訪れるなか、午後1時30分にレースが始まった。まずスタートを務めたオリベイラは8番手につけ冷静にレース序盤を戦うと、16周目に早くもピットイン。藤井に交代した。今回は長丁場とあり4回のピットインが義務づけられているが、混戦でのタイムロスを避けるアンダーカットと呼ばれる作戦だ。ただ、このためには空いたエリアでタイムを削らなければならない。交代した藤井はその実力で快走。その甲斐あって、51周まで長いスティントを終えダレン・ターナーに交代すると、その順位は表彰台を見据える位置となっていた。

 初めてのSUPER GTでのレースとなったターナーは、途中1回目のセーフティカーにも冷静に対応すると、忠実にその任務を遂行。91周までの長いスティントをこなし、D’station Vantage GT3をピットに戻すと、ふたたびオリベイラに繋いだ。

 表彰台圏内が見える戦いのなか、オリベイラは近い作戦を採っていた#4 メルセデスと競り合うが、13コーナーにアプローチするとき、GT500マシンがインを突いてきた。オリベイラはまさかの接触を喫してしまったのだ。GT500マシンはそのままリタイアしたが、D’station Vantage GT3はそのままコース上に残った。タイムはそこまで落ちていない。このままいけばポイントは確実に獲得できそうだ。

 しかしその後、GT500マシンがストレート上で火災に見舞われ、レースはまたもセーフティカー導入となった。GT300では各車で戦略がまちまちで、このときのD’station Vantage GT3の位置はラップリーダーの後方。セーフティカーは一度首位を先頭に隊列を整えるが、なんとこのタイミングでラップダウンされてしまい、11〜12番手までドロップしてしまったのだ。本来上位だったはずが、ルールに泣かされてしまう。

 その後、今度は無線が聞こえなくなってしまうが、まだポイント圏内は見える位置。オリベイラはなんとか132周を終え、D’station Vantage GT3をピットに戻した。マシンの状態は、側面をガムテープで補修すれば走行は可能な様子。藤井はチェッカー目指すが、ステアリングのアライメントが狂っており、厳しいドライビングを強いられた。

 それでも藤井は、驚異的な集中力でペースを落とさず、なんとかD’station Vantage GT3をチェッカーに導いた。残念ながら追い上げにも関わらず結果は11位。SCの時の不運がなければ確実にポイントには届いていただけに悔しさが残るが、それでも今回も速さはみせた。残り3戦、チームは全力で上位を目指す。

D'station Vantage GT3
D’station Vantage GT3

D'station Vantage GT3
D’station Vantage GT3
藤井誠暢とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、ダレン・ターナー
藤井誠暢とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、ダレン・ターナー

QUOTE
星野 敏
Satoshi Hoshino Team Principal
公式練習で3番手につけていただけに、予選でももっと上にいけるパフォーマンスがあったはずだと思いますし、多くの期待を寄せていましたが、惜しいレースになってしまいましたね。改めてSUPER GTの戦いの厳しさを感じたレースになったと思います。ただ、決勝では途中まではトップ争いも展開してくれましたし、ドライバー3人も速さをみせてくれたのではないでしょうか。前戦から、大きな可能性をみせてくれたと思います。まだ今年は車種を換えて1年目ですし、まだまだ勉強ですね。今回もたくさんの応援ありがとうございました。

武田敏明
Toshiaki Takeda Team Director
公式練習から速さをみせることができ、予選でもポイントを狙える位置につけることができました。そしてレース序盤からいい戦いができたと思いますが、セーフティカーが二度も入るとは思いませんでしたし、少し自分たちに流れが向いていませんでしたね。オリベイラ選手の接触もアンラッキーな部分がありましたし、せめてポイントは獲得したかったのですが、とにかく不運が多かったレースだったと思います。もうシーズン後半戦ですし、今回ポテンシャルは示せたと思いますので、チーム一丸となって残りの3戦に挑んでいきたいと思います。

藤井誠暢
Tomonobu Fujii Driver
レースの第2スティントを担当したときは、4番手につけオーバーテイクもでき、トップ争いに絡む走りをみせることができました。ただオリベイラ選手のスティントでの接触でステアリングにダメージを受けてしまい、レース終盤の第5スティントは、まっすぐ走ることができないくらい苦しい戦いとなりました。戦略の面やセーフティカーの不運もあったので、結果としては11位。表彰台を目指していたので悔しい気持ちですが、アストンマーティン・ヴァンテージGT3の速さも確認できましたし、終盤の3レースに繋げるステップにしたいと思います。

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
João Paulo de Oliveira Driver
これまでのレースと比べても、今日は力強いレースができたと思う。ライバルはタイヤ無交換作戦があったりして戦略の違いもあり、彼らが上の順位に来たので残念ながらポイント獲得はできなかったけれど、僕たちは本当にいいパフォーマンスをみせられたと思っているんだ。接触により終盤はペースが苦しくなってしまったけれど、チェッカーを受けることができたのは良かったね。でもまだ僕たちには優勝するだけのポテンシャルは足りていないと思うし、これからもプッシュを続けなければいけないね。

ダレン・ターナー
Darren Turner Driver
僕にとって初めてのSUPER GTだったけれど、レースを楽しむことができたよ。僕たちは今回、予選で10番手からスタートし、11位でフィニッシュしたけど、ライバルの戦略やオリベイラ選手の接触など、アンラッキーもあった。でもこの週末は多くのことを学び、SUPER GTのレベルも体験することができたと思うよ。自分自身もたくさんの経験をすることができたし、D’station Racing AMRのチーム全体、そして藤井選手、オリベイラ選手が残りの3レースで素晴らしい結果を残せるように祈っているよ。

Official Website : http://dstation-racing.jp
Twitter : @dstation_racing
Facebook : http://fb.me/DstationRacing

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