レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.08.07 13:26
更新日: 2019.08.07 13:31

LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | LEXUS TEAM SARD 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

2019 SUPER GT 第5戦『FUJI GT 500mile RACE』(8月3~4日)
富士スピードウェイ(1周4.563km)
入場者数:予選2万2500人、決勝3万8100人、合計6万600人

DENSO KOBELCO SARD LC500
第5戦富士、まさかの接触リタイアに終わる

 8月4日(日)、シリーズ後半戦への折り返しとなるSUPER GT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』の決勝が行われ、13番グリッドから勇猛果敢に挽回を目指していったDENSO KOBELCO SARD LC500は、スタート担当のヘイキ・コバライネンが序盤から順位を上げていき6位に浮上、38周目から交代した中山雄一も好ペースで順位を上げていく頑張りを見せた。

 72周目から再びヘイキがドライブし、実質5位まで浮上する猛追。セーフティカー解除のリスタートで更に順位を上げるべく積極的に攻めていった矢先の81周目、混戦のなかでターン10(ダンロップコーナー)進入にて前走車と接触。

 翌周ピットに戻ってきたが右フロント回りのダメージが酷く、無念のリタイアとなった。表彰台を狙える決勝での速さがあっただけに非常に残念な結果となった。

 今回まさかのノーポイントに終わり、ドライバーポイントではランキング9位(計20点)、チームポイントでもランキング9位(計32点)に後退となった。次戦、雪辱を果たすべく臨む第6戦は9月6日(土)・7日(日)にオートポリスにて開催される。

■事前情報

 シリーズ前半戦ではあと一歩で表彰台といった戦いを繰り広げているDENSO KOBELCO SARD LC500。約1カ月のインターバルを経てシリーズは後半戦へと突入。梅雨もようやく明け、酷暑が予想される真夏の開催となる第5戦は富士スピードウェイが舞台。

 今季2回目の開催となる富士、公式予選はノックアウト方式(Q1、Q2)で行われ、決勝は13時30分スタートの500mile(177周:約800kmで5時間弱)のシリーズ最長となるロングディスタンス。ピットストップは4回が義務付け。ウエイトハンディは現獲得ポイントの倍となる40kgを搭載。

 サードは、1994年当時全日本GT選手権(JGTC)にスープラで参戦して以来、この富士で記念すべきGT参戦200戦目を迎える。これまで25年間199戦で30名のドライバー達がドライブし、ポールポジションが7回、表彰台32回獲得し、勝利数は8勝。2016年には念願のシリーズチャンピオンも獲得した。

1994年の全日本GT選手権に出場したトヨタ・チーム・サードのスープラ
1994年の全日本GT選手権に出場したトヨタ・チーム・サードのスープラ

 ここ数年は毎年必ず1勝を挙げていることから、このGT参戦200戦目の記念すべき富士を今季初勝利で飾りたいところ。5月ゴールデンウイークの第2戦では最後まで表彰台争いを展開した富士。

 今回得られるポイントも通常より多く最大で26点であることから、シリーズ後半での形勢逆転を狙うための最大のヤマ場。また今季許される2基目のエンジンを投入。暑く長いレースで、非常にタフな戦いを強いられると予想されるが、チーム一丸となって勇猛果敢に勝利を目指していった。

■公式練習走行

 3日(土)午前中の公式練習走行は、真夏の日差しが照りつけ、気温28度/路面温度31度の快晴のなかで8時50分から混走セッションが開始された。

 いつものセッション入りどおりに、まずはヘイキがソフト系ドライタイヤを装着して、タイヤの評価ならびにクルマの確認を11周確認。続いてハード系タイヤを装着して5周確認。

 17周目から中山が、ヘイキが確認した2種類のユーズドタイヤを装着してクルマとタイヤの確認を行った。予選をどちらのタイヤで行くかの選択が難しいところであったが再度31周目から中山がソフト側のタイヤのライフを念入りに確認した。

 この混走セッションはヘイキがマークした1分30秒506で8番手に。10分間のGT500単独セッションでは、そのまま中山がアタックシミュレーションを実施。LC500勢の最上位となる1分29秒955の6番手と、まずまずのタイムをマークした。

 公式練習走行では42周の走行、続いてのサーキットサファリで12周走行とトータル54周を走行して、Q1に向けて良いデータを取れる結果となった。

DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)


関連のニュース