第3スティント:ヘイキがまさかの他車接触リタイアに
72周目からヘイキがドライブし、実質5位まで浮上する猛追。交代した直後の73周目に予想通りにセーフティカーが導入され、ここから波乱が始まった。
セーフティカー解除の80周目のリスタートで更に順位を上げるべく積極的に攻めていくヘイキ。この周は他者同士の接触など荒れた様相となり、そこはうまくすり抜けたヘイキであったが、翌81周目も接近戦で鍔迫り合いが続いていく。
そのまま、各コーナーで混乱が続くなか、ターン10ダンロップコーナー進入にて前をいく19号車と接触してしまう。何とか1周走ってピットに戻ってきたが右フロント回りのダメージが酷く、修復が困難のため無念の82周でリタイアとなった。
表彰台を狙える決勝での速さがあっただけに非常に残念な結果となった。今回まさかのノーポイントに終わり、ドライバーポイントではランキング9位(計20点)、チームポイントでもランキング9位(計32点)に後退となった。
■コメント
ヘイキ・コバライネン
「良いレースを展開していただけに残念な結果になってしまった。あのときはチャンスで、ほんの少しブレーキングを遅らせてコーナー立ち上がりでのポジションアップ狙っていったが、前のクルマのブレーキングが思う以上に早く当たってしまった」
「自分のミスでチームの皆に申し訳ない。また暑さのなかで懸命に応援してくれたファンのためにも、次のオートポリスでは、この悔しい気持ちを晴らすべく頑張りたい」
中山雄一
「予選からはクルマを決勝に向けて仕上げてくれたおかげで、決勝中のペースは悪くなく順調にレースを進めていましたが残念な結果になりました」
「残りのオートポリス、SUGO、もてぎの3戦は、力強いレースができるよう翌週のSUGOテストを有意義なものにしたいです。今回も暑いなかで、応援頂きありがとうございました。次にご期待ください!」
監督 才木祐二
「暑いなかでのご声援ありがとうこざいました。今回は多くのポイントを持ち帰ろうと臨んでいましたが、少しの判断ミスでリタイアと残念な結果になってしまい、大変申し訳ございませんでした。残り3戦に向けて、もっとドライバーに良いクルマを用意してあげられるように次に向けて準備を進めていきます」