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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.08.07 14:54
更新日: 2019.08.07 14:55

K2 R&D LEON RACING 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | K2 R&D LEON RACING 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

決勝レース 8月4日(日)13:40~

天候:晴れ
路面:ドライ
気温:33度
路面温度:51度

 決勝レースの行われた日曜日は、さらに温度が上昇してスタートを控えた段階での路面温度は、なんと50度を突破。だが、これはタイヤ選択を含み、想定していた状況であった。今回のスタート担当は蒲生選手。

 オープニングラップこそポジションキープながら、2周目には早くも1台をかわし、その後もLEON PYRAMID AMGはオーバーテイクを繰り返していく。

 14周目には6番手にまで上がり、ライフにも自信のタイヤとあって、ライバルが早々とピットに入るのを尻目に一時は3番手にまで浮上。最初のドライバー交代を33周目まで引き延ばすことにも成功する。

 第2スティントを担当した黒澤選手も、安定したペースでの周回で5番手にまで返り咲き、60周目に再び蒲生選手とバトンタッチ。素早い作業でコースに送り戻され、かつ、まったく乱れぬペースで引き続きオーバーテイクを重ねていく光景に、ライバルたちも動揺を隠し得なかったはずだ。

 ところが2時間を経過して間もなくの73周目に、LEON PYRAMID AMGは突如、白煙を吹き上げてスローダウン。ピットにはたどり着いたものの、再始動はならず、無念のリタイアを喫することとなった。他車から脱落したパーツがオイルクーラーを直撃したのが原因だった。

白煙を上げるLEON PYRAMID AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)
白煙を上げるLEON PYRAMID AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)

 次回のレースは9月7~8日に大分県にあるオートポリスで開催される。また、それに先駆けて次週、8月10~11日にはスポーツランドSUGOで公式テストが実施され、もちろんK2 R&D LEON RACINGも参加する。テストでマシンをしっかり仕上げて、最善の状態でオートポリスに臨むことをチーム全体が誓っていた。

■決勝を終えて
溝田監督

「決勝では、クルマのバランスも取れて、作戦通りに進んでいましたが、セーフティカー明けに小さく硬い部品が、網を突き抜け、オイルクーラーが破損してリタイアとなってしまいました。順調なときほど、落とし穴があると言うことを改めて学びました」

黒澤選手

「非常に残念です。前のクルマから硬いものが、具体的に言うとホイールに着いているバランスウエイトが、我々のクルマに飛んできてグリルを貫いたばかりか、オイルクーラーまで痛めてしまい、オイルが漏れてしまったのがリタイアの原因です。バッドラックとしか言いようがありません」

「ふたりともペースは良かったし、優勝は難しかったかもしれませんが、いい結果は残せていたと思います。タイヤ選択も完璧だったし……。仕方がないです。次のレースでしっかり巻き返します!」

蒲生選手

「決勝のペースも良くて、あのまま走りきれていれば、いい順位に行けたと思うんですけど、不運でした。タイヤ選択も完璧で、何度もオーバーテイクができたし、途中まではすごくうまくいっていました。残念ですが、仕方ないですね」

「でも、今回のレースでパフォーマンスは示せたと思いますし、今回の富士でセットアップもより進んだ感じもあるので、次のSUGOテストやオートポリスの本番に向けて、いい結果を出せるように次も頑張ります」

黒澤治樹(LEON PYRAMID AMG)
黒澤治樹(LEON PYRAMID AMG)


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