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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.12.02 16:10
更新日: 2019.12.02 16:12

LEXUS TEAM WedsSport BANDOH スーパーGT×DTM特別交流戦 レースレポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM WedsSport BANDOH スーパーGT×DTM特別交流戦 レースレポート

■予選 11月24日(土)【14位】

天候:雨
コース:ウエット
気温/路面温度:18度/17度(決勝スタート時)

 SUPER GTとDTMとの交流戦として開催される『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT×DTM 特別交流戦』。特別戦の予選2日目のドライバーは国本雄資選手。DAY1と同様、予選と決勝をひとりで走り抜ける。

 天候はやはり朝から降ったり止んだりの状況で、気温18度、路面温度17度と前日よりは暖かいのだが、富士特有の霧と、霧雨によりコースはウエットとなり、全車ウエットタイヤでの予選アタックとなる。やはり、RACE1の予選とおなじく開始前からピットロードに列をなしてスタートを待ち、Audi勢以外は開始直後にコースイン。

 国本選手は、2周ほどじっくりとタイヤに熱を入れ、3周目からタイムを出しに行き、コンスタントに1分48秒台を出しながら、コンディションと車に慣れるよう周回を重ねていく。

 チームは残り6分でクルマをピットに戻し、タイヤの空気圧を調節し、再びコースに送り出す。ピットに入る前のベストタイムは残り8分で出した1分48秒051の暫定10番手。

WedsSport ADVAN LC500
WedsSport ADVAN LC500

 その後、国本選手は残りの周回を1分48秒台で周回し、最後の周回で1分48秒069を出すものの、ベストタイムは更新できず、14位にて予選を終えることとなりました。

 予選結果は、予選の最後に1分46秒696を出したSUPER GT勢の16号車の中嶋大祐選手がポールポジションを獲得。以下28ー64ー1ー33ー17ー11ー99ー37ー38ー36ー8ー00ー19ー21ー39ー23ー3ー12ー6ー24ー4号車となります。
※決勝は、16号車は前日のモノコック交換による5グリット降格となり、決勝のポールポジションは28号車となりました。

■国本選手コメント(予選後)

「ウエットから徐々に乾いていくコンディションでの予選となりました。前日の坪井選手の予選を参考にしてセット、ドライビングを詰めて予選に挑むことができました。ホンダとDTM勢が想像以上に速く、予選は14位となりました」

■決勝 11月24日(日)【16位】

天候:曇り
コース:ドライ
気温/路面温度:21度/21度(決勝スタート時)

 昼過ぎに行われたauto sport Web Sprint Cupでは青空が見え、レース通してドライな状況で進められたが、スタートに向け、空は厚い雲に覆われ、いつ雨が降り出してくるか解らない状態となっている。

 レース時間は55分+1周となり、タイヤはハンコックのワンメイク。DTMとSUPER GTとのルールを均した特別ルールでの決勝の雰囲気をつかんで望む2日目はどう展開していくか。

 午前中の予選にて、14番手からのスタートとなった19号車。ドライバーは国本選手。2周のフォーメーションラップを経て、RACE1とおなじくインディスタートにてレースが開始された。

坪井翔(左)と国本雄資(右)、中央はレクサスくま吉
坪井翔(左)と国本雄資(右)、中央はレクサスくま吉

 スタート直後は大きな混乱もなく、19号車は14番手のままで1周目を通過。前後で大きな順位変動がないものの、残り50分(3周目)にて、99号車を頭に38、36、19号車の4台による10番手争いが展開される。

 残り44分半で28号車の後輪がバーストし後退。19号車は順位をひとつあげる。前との間隔が広がり、19号車を頭とした13番手争いは残り43分半にダンロップコーナーで後ろから21号車そして39号車とバトルを開始、15番手に後退してしまうがタイヤマネージメントはかなりできている様子だった。

 残り41分(9周目)でSCが入る。SC中にピットを済ますチームが出てくるなか、19号車はコースに残る。残り36分でリスタート。順位は14番手と変わらないものの、前後での順位の変動があった。

 残り32分(12周)の最終コーナーで21号車に横に並ばれ、メインストレートでの攻防にて1コーナーにてインに飛び込まれて順位をひとつ落としてしまう。タイヤの状況がかなりきつくなってしまった。

 14周あたりから各車ピットに入り、タイヤ交換の義務を果たすなか、19号車はコースに残る選択をし、残り23分で暫定2位。残り22分で33号車がメインストレートでリヤタイヤがバーストし、パーツが飛びちったため、残り20分で2度目のSCが入る。

 このタイミングで、19号車はピットに入りタイヤ交換。暫定16番手で戻る。他にも、SC中にピットに入るクルマが出たため、SC解除後の19号車の順位は15番手。ほかのチームより5周くらいピットが遅かったため、タイヤの状況的にはかなり良い状態で残りの周回を重ねることとなる。

DTM方式でピットワークを行うLEXUS TEAM WedsSport BANDOHのメカニックたち
DTM方式でピットワークを行うLEXUS TEAM WedsSport BANDOHのメカニックたち

 残り10分(25周目)にてSCが解除され、2度目のインディスタート。レースはレースカーが密集して一触即発が懸念され、コカコーラコーナーを抜けて3台が接触したのを皮切りに大混乱に。

 19号車もダンロップコーナーで39号車との接触でコースアウトし、コースに復帰するが、その直後、第13コーナーにて6号車と接触。順位を落とすこととなってしまった。

 各所にデブリが出てしまい、残り6分で再びSCが入る。19号車はピットに入るが、メカニックがタイヤ交換、車両チェック後コースへ復帰。SC解除時にはすでにレース時間が55分を過ぎたため、残り1周の超スプリントレースとなるなか、19号車は16位にて完走しました。

 レースはポールポジションの28号車を追っていた2番手の64号車が2周目のメインストレートでパスすると、3度のSCも1度もトップの順位を明け渡すことなく、トップチェッカー。

 2位は最終周の11号車と28号車とのデットヒートから28号車が2位チェッカー(最終周でのペナルティで1秒加算となったため、最終順位が3位に)、3位は11号車(28号車のペナルティにより最終順位は2位)となりました。以下、1ー00ー16ー99ー37ー33ー21号車となります。

 2日間に渡ったSUPER GTとDTMの交流戦はシーズンを締めくくるレースとなりました。みなさまの応援、誠にありがとうございました。

■国本雄資選手コメント(決勝後)

「今までのレースで1番バトルの多いレースとなりました。とにかく上位でゴールできるように、常に攻めることができましたし、インディスタートやタイヤセーブなど上手くレースをすることができていたと思います」

「チャンスがあるレースのなか、最後に接触とペナルティを受けてしまい残念な結果となってしまいました。今シーズンは結果の出ないレースが多く、最後のDTMとのスプリントレースこそはと思い強い気持ちで戦うことはできました」
「来年はこの強い気持ちでシーズンを戦い、良い結果を残したいと思います。応援ありがとうございました」

■坂東正敬監督コメント(決勝後)

「2日目ということなのか? DTMドライバーが慣れてきたからなのか? 現行車両が最後だからなのか? かなり熱い荒れたレースでした。接触に伴い沢山のチームにご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。一時期表彰台も見えていただけに難しいレースでした」

「チームにとってもドライバーにとっても良い経験だったと思います。必ずこの経験を活かし、成長して2020年に向けて進んで行きたいと思います。今年も沢山の声援、応援ありがとうございました。そして多くのスポンサーに支えられてレースをすることができました」

「今後もより多くの感動をお伝えできるようにしっかりと準備をして、日本一になれるよう努力していきます。今後とも応援宜しくお願いします。本当にありがとうございました。LC500 19号車勝たせてあげられなくてごめん」

LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 坂東正敬監督
LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 坂東正敬監督


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