■決勝 10月9日(日) 1位
□決勝 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:33度/44度>中盤:32度/41度>終盤:32度/39度
決勝日も晴天に恵まれたチャン・インターナショナルサーキット。決勝はいつもより1時遅い15時から。海外ということでフォーメーションラップの前のパレードランは無く。定刻通りの15時。1周のフォーメーションラップから、300km先のゴールを目指して決勝の火蓋が切られた。
19号車WedsSport ADVAN RC Fのスタートドライバーは関口選手だ。関口選手は、オープニングラップの1コーナーをトップで駆け抜ける。後続のライバルはもつれ込むように19号車WedsSport ADVAN RC Fに続く。19号車WedsSport ADVAN RC Fを操る関口選手は4ラップ目には2位の15号車との差を1秒半ほど引き離し、7ラップ目には3秒引き離し、クリアなレース展開で中盤に差し掛かった30ラップ目にはそのマージンを8秒ほど築いた。
ライバル達がピットインし始めた30ラップ周辺、19号車WedsSport ADVAN RC Fも36ラップ目にピットインを予定し準備を整えていた矢先の32ラップ目。19号車WedsSport ADVAN RC Fの左リヤタイヤがバースト。関口選手から無線が入り、予定より早めのピットイン。チームクルーは、素早いピット作業で関口選手に代わって国本選手を戦列に送り出した。トラブルが発生した場所がコースの最終セクションだったので、最小限のロスですんだのはチームにとって幸運といえた。
戦列に戻った国本選手は一旦ピットインのタイミングで6番手に位置するが、全車がピットを終えた38ラップ目には再びトップに浮上し2位の12号車に11秒のマージンを築きレースを展開。19号車WedsSport ADVAN RC Fを操る国本選手はライバルを寄せ付けない速さをみせる。すると、45ラップ目に2番手の12号車にドライブスルーペナルティーが提示され、12号車は辛くもポジションを大きく落とすことに。12号に代わって15号車が2位に浮上した。
この展開で19号車WedsSport ADVAN RC Fは2位の15号車に28秒の大差を築いた。しかし、気を抜くことなく、だが、タイヤをいたわりながらのレースを展開し、ファイナルラップへ突入。チーム全員が勝利を確信しながらも、何が起こるかからないレースに固唾をのんで、モニターを見つめる。そして、国本選手が最終コーナーを立ち上がり、歓声が沸き起こる中トップでコントロールラインを通過!チームに初優勝をもたらした。
500クラスにステップアップし、6年目の初優勝は、ポールトゥウィンという完璧な優勝となった。

