スーパーGT第7戦タイの決勝レースでチームにGT500クラス初優勝をもたらしたWedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛と国本雄資が、決勝の戦いを振り返った。
WedsSport ADVAN RC F
関口雄飛

午前中のフリー走行では(クルマが)昨日と違うフィーリングになっていたので、チームと打ち合わせしてセッティングを微調整して8分間のウォームアップ走行に臨みました。そこではトップにつけることができたので、自信をもって決勝に挑めましたね。
レース序盤は想定していたよりも後続とのギャップが広がりませんでしたが、5週目を過ぎた頃から差が広がり始めました。マージンが多ければ、ピットでミスが出る可能性も少なくなりますし、国本(雄資)選手も楽になると思い、少しでもギャップを作ろうとプッシュしていましたよ。
ピットインのタイミングが近づき、燃料も軽くなってきたので、ペースを上げてタイヤを使い切ってから交代しようと思った矢先、リヤタイヤがバースト。バーストしたのは7コーナーです。そこでピットへ無線を入れて、タイヤがバーストしている状態でもペースを落とさず、ピットロードでもギリギリまでスピードを保つことができました。ロスは最小限に留めたと思います。
国本選手も、僕と同じスペックのタイヤで同程度の周回数だったので不安もありましたけど、国本選手は後続とのギャップを見ながらタイヤをマネジメントしてくれたので、勝つことができました。
今回が初表彰台で初優勝。ここまでとても時間がかかりましたが、チームやヨコハマタイヤ、TRD、ファンのみなさんには感謝しています。