レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.08.23 13:25
更新日: 2020.08.23 13:26

K-tunes Racing 2020スーパーGT第3戦鈴鹿 予選レポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | K-tunes Racing 2020スーパーGT第3戦鈴鹿 予選レポート

Round.3鈴鹿 予選

2020.08.22-23
SUZUKA circuit

マシンと相性のいい鈴鹿
予選12位から上位を狙う

 2018年、2019年と2年連続で制した鈴鹿サーキット。シーズン第3戦は、その鈴鹿サーキットが舞台です。LEXUS RC F GT3の特性と相性が良く、その状況を活かしたレース戦略によって、K-tunes Racingは2連覇することができました。

 しかし今年は、これまでとは状況が異なります。タイヤがダンロップへと変更になったことで、まだ走行データが不足していて、タイヤの使い方によってキッチリとしたレース戦略を組み立てることが難しい状況になっています。3連覇を達成するのは、そう簡単ではありません。

 前戦でGT500マシンを経験し、K-tunes Racingへ戻ってきた阪口晴南選手は、鈴鹿がレーシングドライバーとして腕を磨いてきたホームコースです。最近鈴鹿で参戦したレースは優勝ばかりで、その勢いが欲しいところです。

 真夏のサーキットはとても暑い場所です。漆黒のコースを容赦ない日差しが襲うからです。そして初めて経験するダンロップタイヤの夏は、やはりK-tunes Racingにとって不安要素であり、厳しい戦いを予感させるものでした。

 しかし予選を直前にした、午前中の公式練習で1分59秒920というタイムを記録。全体の13番手であり、さらにセットアップを微調整すれば、十分に予選Q2が狙える速さが確認できました。

 予選Q1、阪口晴南選手が担当しました。コース上の混雑を嫌い、開始から2分後にコースイン。ゆっくりとタイヤを温め、1アタックで1分59秒063と、午前中から大きくタイムアップし、Q2進出を決めました。それでもまだセッティングが不十分で、もっとタイムを削ることは可能だったようです。

 マシンをさらに微調整して臨んだQ2、新田守男選手もまたコースインのタイミングを遅らせて、最後にコースへ。しかしタイムは伸びず、12番手となりました。誰よりも新田守男選手自身が残念そうでした。

 それでも第2戦富士での苦戦から見れば、全くの別次元。決勝レースでも上位が見える位置で戦うことは可能でしょう。しかも天気予報では、未明からお昼まで雨が予想されていて、降水確率は70%と高くなっています。予報の通り、雨量が1~2mm /hの弱い雨なら、K-tunes Racingにとって面白い展開になっていく可能性があります。

 2020 AUTOBACS SUPER GT 第3戦鈴鹿300kmレースは、8月23日(日)、鈴鹿サーキットで決勝レースが行われます。

K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)

Driver:新田守男
「午前中の感触は意外に悪くなくて、Q2へ臨みましたが、上手く速さを引き出すことができず、悔しい結果になってしまいました。明日の決勝レースは、雨という予報もあり、ひとつでも順位を上げてゴールしたいですね」

Driver:阪口晴南
「やはりマシンの相性がいい鈴鹿ということで、速さが出せたと思います。Q1を突破できて、良かったです。明日は雨の予報なんですけど、その時の天候にマッチしたタイヤを履ければ、上位入賞は可能だと思います」


関連のニュース