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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.10.09 18:20
更新日: 2020.10.09 18:36

#30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2020スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | #30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2020スーパーGT第5戦富士 レースレポート

apr Race Report

2020 AUTOBACS SUPER GT ROUND 5
富士スピードウェイ
開催地:富士スピードウェイ(静岡県)/4.563km
10月3日(予選)天候:曇り コースコンディション:ドライ 観客数:未発表
10月4日(決勝)天候:曇り コースコンディション:ドライ 観客数:未発表

予選のマシントラブルを克服し、決勝でしっかり完走。今後につながる成果得る!

 全8戦で争われるスーパーGTが、早くも後半戦に突入。第5戦『FUJI GT 300km RACE』が、富士スピードウェイで開催された。今年もaprは従来どおり2台体制で挑み、『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』は永井宏明選手と織戸学選手がドライブ。タイヤはハイパフォーマンスのヨコハマで挑む。

 FRに改められて、2年目を迎えたマシンは、このオフに徹底的に見直しをはかり、改良が加えられた結果、ここまでの4戦中2戦でQ2進出を果たして、速さでは著しい進化が確認されている。だが、どうにも決勝ではツキがない。

 前回のもてぎでは、後半スティントを託された、織戸選手による追い上げが期待され、実際に順位を上げていく最中に接触があり、足回りにダメージを負ってしまう。まともにまっすぐ走らなくなったマシンを、それでもチェッカーまで導いたのは、まさに織戸選手の執念の賜物。手負いの状態ではあっても、しっかりフルディスタンス走り抜いたことで多くのデータが積み重ねられた。

 コロナ禍の影響で今年は富士でのレースが4戦となり、今回はその3戦目。施すべき『手』は明らかになっているだけに、そろそろ決勝でも真価を発揮することが大いに期待された。

公式練習 10月3日(土)9:15~10:55

 スーパーGTは、この第5戦から人数限定ながら、今年初めて観客を受け入れることとなり、それまでの寂しい印象から一転。ようやく活気を取り戻した。しかし、観客のパドックエリア入場は禁止され、ピットウォークなどドライバーとの交流は引き続き許されていないものの、ようやく『生』で見られることを大いに喜んでいる様子は、パドック側からも存分に感じられた。

 走り出しとなる公開練習で、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを最初にドライブしたのは織戸選手。予選に向けた、速さを鍛えるセットアップを早々に行い、まずは1分38秒060を記録した後、決勝セットの詰めに切り替えられていく。その状況で1分38秒459を記すまでとなった、ほぼ1時間経過後に永井選手と交代。しっかり走り込んでくれることが期待された。

 しかし、アウトラップを経て、これから計測開始という周に永井選手は1コーナーでスピン。ミッショントラブルによって、自力でのコース復帰が不可能になっていた。赤旗が出されてマシンは回収され、ピットでの修復が進められることとなった。

公式予選Q1 10月3日(土)14:00~14:10

 本来なら、Q1で#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはAグループでの走行となり、織戸選手が担当する予定だったが、ミッションに抱えたトラブルは予想以上に大きく、交換を強いられることに。予選までに間に合わず不出走となったものの、決勝には最後尾から参加が認められた。

永井宏明選手

「公式練習、予選を走れなかったのは残念でしたが、色々なトライの結果ですから仕方がないです。間違いなくパフォーマンスは右肩上がりなので、明日の決勝は最後尾からでも上位を狙える走りで、存在感をアピールいたします。ご期待ください」

織戸学選手

「今回は持ち込みから、投入したアイテムが合わなくて、いろいろ変えていったんですけど、ハンドリングの悪いところは修正できず。それで永井選手はスピンしてしまい、その時にミッションが壊れてしまって。いつもどおり永井選手に、できるだけマイレージを稼いでもらうつもりだったんですが、それが結果的に全然乗れないまま、本番になってしまったのが申し訳ないです。逆に言うと最後尾からプレッシャーなく思う存分、攻めた走りに期待したいです」

金曽裕人監督

「いろいろ入れた機構が想定外に機能していなくて、それで乗りにくいクルマになっていたので、スピンは仕方なく、申し訳ない気持ちです。そのときにミッションの致命的な箇所が壊れてしまいました。それで予選には出られませんでしたが、今日の深夜には間違いなく直ります。もう一発『策』を入れる予定ですし、クルマのパフォーマンス、富士でのパフォーマンスは分かっていますから、決勝は最後尾から追い上げるので待っていてください!」

2020年スーパーGT第5戦富士 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)
2020年スーパーGT第5戦富士 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学)

決勝レース(66周)10月4日(日)13:30〜


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