良い点多かったが、上手くつなぎ合わせられず

 昨日の予選・決勝での車のバランスは良かったので、チームは微調整をして最終戦の予選に挑んだ。アタックは野尻智紀。野尻はいつもと同じようにセッションの後半にコースイン。各セクターのタイムを徐々に短縮し、タイムアップをしていった。車のバランスは相変わらず良かったが、一箇所だけタイムロスしてしまい11位で予選を終えた。

 決勝のスタートドライバーは野尻。昨日のタイヤのパフォーマンスやレース全体を見て、前半に野尻がハイペースで走った方がポジションを上げられると判断したが、思い通りには行かなかった。早い段階でグリップダウンが始まり、10番手を走行中、予定より早めの20周目にピットインを行う事になった。

 第2スティントの序盤もタイヤをセーブして終盤スパートをかける予定だったが、ペースをセーブするとピックアップがひどく、我慢の走行となった。逆にペースを上げるとグリップダウンが早く来てしまうので、残り10周くらいからプッシュした。ラップタイムはコンスタントに0.5秒ほど向上したが、前車に追いつくまでには至らなかった。

 今年1年、車のバランスは良かったものの、なかなか結果につなげられない歯がゆいレースが続いた。歯車を合わせる事が出来れば良い結果も望めたと思うが、それを実現させる事は簡単な事では無かった。しかしながら、課題、改善点も徐々に解明出来てきたので、来季はトップ争いが出来るパフォーマンスが出せるように準備したい。

 今年も応援して下さった皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。来季も宜しくお願いします。

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
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