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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.04.12 16:43
更新日: 2021.04.12 16:47

ホンダ 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | ホンダ 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

 日曜日も前日に引き続き晴天となりました。汗ばむほどの陽気のなか、午後1時30分、82周の決勝レースがスタート。オープニングラップは6番手に#64 Modulo NSX-GT(伊沢)、8番手には#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原)、9番手に#17 Astemo NSX-GT(ベルトラン・バゲット)が続いてレースを始めました。

 #17 Astemo NSX-GT(バゲット)のペースはよく、序盤のうちにNSX-GT勢最上位の7番手へ進出。さらに前走車に迫って上位を狙う構えに入りました。レース中盤に差しかかった33周目には、GT300車両がコース上にストップ。その停止車両を排除するためにセーフティカーが導入されると踏んだ各車は、33周目終わりで一斉にピットへとなだれ込み、タイヤ交換と給油を行なってコースへ復帰しました。この段階で#17 Astemo NSX-GT(塚越広大)は事実上の6番手へ進出。さらに前走車に攻め寄りました。

 レースも終盤となった68周目、#17 Astemo NSX-GT(塚越)はバックストレートエンドで前走車のインに飛び込み5番手へ進出。さらに順位を上げようと前走車に攻め寄りましたが、順位を入れ替えるには至らず、NSX-GT勢最上位の5位でチェッカーフラッグを受けることとなりました。
 
 7位には14番グリッドから追い上げてきた#8 ARTA NSX-GT(福住)、8位には11番グリッドから追い上げてきた#1 STANLEY NSX-GT(山本)が続いて、それぞれ選手権ポイントを獲得しました。

2021スーパーGT第1戦岡山 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
2021スーパーGT第1戦岡山 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)

Koudai Tsukakoshi Astemo REAL RACING
「この週末は、期待していたほどスムーズには走り出せず、マシンのセットをいろいろ試さなくてはいけなくなりました。その結果、予選は僅差ながら9番手に終わりました」

「でも、いろいろなトライをして得られたデータを元にメカニックも土曜日の夜遅くまでマシンの調整をしてくれたおかげで、決勝はこの週末で一番感触がよくなりました」

「5位という順位は満足ではないですが、悩んでいたことが解消され、次につながるセッティングを確認できたのはよかったと思っています。第2戦富士のレースは距離も長く(500km)、昨年も調子がよかったサーキットなので自信を持って臨みます」

Bertrand Baguette Astemo REAL RACING
「予選ではかなり上位に行けると期待していたにもかかわらず、9位に終わってしまったのには驚きました。もっと上に行けると思っていたんです。しかし、決勝を見据えて硬めのタイヤを選んでいたので、レースではばん回できると思っていました」

「決勝のスタートはうまくいったのですが、その後は思うようにペースを上げられず難しい状況でした。最終的に5位に入れたことには満足しています。今週末の岡山で何が起こったのかを分析し、次の富士でより強くなるための解決策を見つけ出すつもりでいます」

Masahiro Saiki Honda R&D Co., Ltd. Honda GT Project Leader
「昨年はレースが開催されなかったコースで、セッティングが攻め切れていなかったかもしれません。予選の結果がよくなかったので、決勝レースは各車とも集団の中で走らざるを得ず、自分たちのペースに乗れなかったのが残念です」

「ただ、荒れた展開のなか、NSX-GTは全車が完走しましたし3台がポイントを獲得できたので今後が楽しみです。厳しいレースでしたがレース中にさまざまな方向性も確認できたので、今後の進化に期待していただきたいと思います」

GT500クラスに参戦する5台のホンダNSX-GT
GT500クラスに参戦する5台のホンダNSX-GT


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