2021年シーズンも折り返しを迎えた8月のスーパーGT第3戦。今季“唯一”となった鈴鹿サーキットでの勝負は、決勝で「下馬評どおり」の相性と強さを見せつけたニッサン陣営が表彰台を占拠する快心のレースを披露した。
さらに前日予選では、ここがホームコースだけに「車体開発としても鈴鹿は重点的なサーキットとして取り組んできた(ホンダ徃西友宏氏)」というホンダ陣営が、環境条件とタイヤ特性のマッチングを含め、ダンロップ装着組の2台がフロントロウを独占するなど純粋なスピードで結果を残している。
その一方で、トヨタ陣営の初日は19号車WedsSport ADVAN GR Supraの予選9番手を最上位に、サクセスウエイト(SW)搭載により燃料流量リストリクターのランクダウン領域に入っていた14号車ENEOS X PRIME GR Supraや36、37号車のTOM’S勢のみならず、GR Supra全車がQ1敗退という衝撃の結果に終わった。