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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.09.13 15:36

K-tunes Racing 2021スーパーGT第5戦SUGO 決勝レポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2021スーパーGT第5戦SUGO 決勝レポート

SUPER GT 2021 第5戦 決勝 SUGO

開幕戦以来待望の2度目の入賞! 終盤の追い上げで8位を手にする

AUTOBACS SUPER GTシリーズ第5戦SUGOが、9月12日決勝レースを迎えました。K-tunes Racingは、前戦に引き続き新田守男選手と小高一斗選手というドライバーラインナップで戦いました。

曇天の予選とは打って変わり、快晴。秋晴れの強い日差しが照りつけ、路面温度は20°C近くも高くなりました。タイヤの耐久性に強く影響を受けることは間違いなく、チームもドライバーも、そのケアを意識して決勝レースに臨みました。

決勝レースのスタートは、予選で使用したタイヤとなるため、ソフトタイヤ。ドライバーは今回のレースでは最低25周しなければならないため、そこまでタイヤ交換せずに走らないとピット回数が1回増えてしまい、勝負権を失います。久々の上位、8位からスタートした新田守男選手ですが、ペースが上がらず苦戦します。これはタイヤの耐久性維持を狙い低めの空気圧としたものの、想定よりも路面温度が少し低下したために、タイヤが本来の性能を発揮しきれなかったのです。

そのため1周目に9位、10周目に10位と順位を少し落とします。そして20周頃からラップタイムが大きく悪化し、23周目には一気に13位までドロップ。そして27周目、小高一斗選手へのドライバー交代、そして耐久性の高いハードタイヤへと交換しました。

どうして25周目でなかったかというと、それは残り周回数を走り切るには燃料が不足する可能性があったからです。ラップタイムとしては1秒以上低下するハードタイヤですが、小高一斗選手はひとつずつポジションを上げていきました。30周目には24位、35周目には21位、そして40周目には16位へ。

そして42周目、最終コーナーの立ち上がりでGT500のマシンに火災が発生、セーフティカーとなります。上位4台はまだドライバー交代をしておらず、実質的トップの#61BRZに対して70秒以上あった差が14秒へ。しかも同一周回では最後尾のマシンとなったため、後続のマシンと1周差が生れました。

再スタートから小高一斗選手はプッシュしていきます。55周目に11位へポジションを上げると、バトルでラップタイムが低下していた7位争いの列に追いつくことができました。あと一歩で入賞。その思いが伝わったのか、70周目に10位へ。そしてラスト2周、1台ずつオーバーテイクして、見事8位でレースを終えました。

影山正彦チーム監督は「開幕戦以来のシリーズポイントを手にすることができました。これに満足することなく、もっといいレースができるように、見直していきたいですね」と語ってくれました。

■コメント
新田守男選手

「スタート直後はタイヤが温まり切らず、20周を過ぎてからはラップタイムが厳しくなってしまいました。タイヤを確認したら、本当にギリギリの状態で、むしろコース上で壊れなくて、ラッキーだったかもしれませんね」

小高一斗選手

「終盤、周囲のマシンも、みんなタイヤが厳しい状況の中で、順位を上げることができなくても、何か仕掛けようと思っていました。それが8位という結果につながりました。接触については、今後の反省材料ですね」


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