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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.10.24 21:30
更新日: 2021.10.24 21:48

TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

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スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

SUPER GT 2021年 第6戦 オートポリス GT 300km RACE

立川/石浦組GRスープラが最後尾から追い上げ2位表彰台獲得
GT300クラスでは嵯峨/中山友貴組プリウスが今季初勝利

 スーパーGTの第6戦がオートポリスで行われ、エンジン交換のペナルティなどもあり一時は最後尾まで後退した立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO GR Supra 38号車が後半の猛烈な追い上げで2位フィニッシュし、今季初の表彰台を獲得。ヘイキ・コバライネン/中山雄一組 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が5位フィニッシュを果たしました。GT300クラスでは嵯峨宏紀/中山友貴組 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車がポール・トゥ・ウイン。新田守男/阪口晴南組 K-tunes RC F GT3 96号車が2位表彰台を獲得しました。

 スーパーGT第6戦『AUTOPOLIS GT 300km RACE』が10月23日(土)、24日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催されました。全8戦で争われている2021年シーズンのスーパーGTも今大会を含め残すところ3戦。次戦第7戦はサクセスウエイトが半減、そして最終戦はサクセスウエイトなしで戦われるため、今大会が最大のサクセスウエイトを搭載しての戦いとなります。

 今大会の舞台となるオートポリスは、昨シーズンは新型コロナウイルスの影響でスーパーGTは行われなかったため、2年ぶりの開催です。昨シーズンよりスーパーGTに参戦を開始したGRスープラにとっては初のオートポリスでのレースでもあります。

 今季のGRスープラ勢は、開幕戦でトップ4を占めるなどシーズン序盤戦は速さを見せたものの、その後はサクセスウエイトの重さに苦しむ展開が続いています。終盤2戦でのタイトル争いに残るためにも、最後の重いサクセスウエイトでの今大会は重要な一戦となります。

 そのGRスープラ勢のなかで、KeePer TOM’S GR Supra 37号車のシーズンエントリードライバーとして登録されていたものの、これまで新型コロナウイルス感染防止対策により入国できずにいたサッシャ・フェネストラズがついに入国を果たし、平川亮とのコンビで今季初出場します。これに伴い、ここまでの5戦、フェネストラズに代わって37号車をドライブしてきた阪口晴南は、本来のGT300クラスの96号車をドライブすることとなります。

 今大会も新型コロナウイルス感染拡大防止策を十分に配慮した上で、有観客で開催されました。イベント広場には、『TGRブース』が開設され、レゴランド・ジャパンとTOYOTA GAZOO Racingのコラボレーションにより、レゴブロックで再現されたレゴトヨタGRスープラ実物大レプリカとレゴランド・ジャパンのジオラマを展示。その他GRスープラやGR86も展示され、2年ぶりに九州に戻ってきたスーパーGTを待ちわびていたモータースポーツファンのみなさまの注目を集めていました。

予選

 23日(土)はやや風が強く肌寒いものの好天に恵まれ、午前中の公式練習走行で赤旗が多発したことによる遅延で予定よりも15分遅れの午後1時55分、気温14度、路面温度26度というコンディションでノックアウト方式の予選が行われました。

 Q1では、石浦がアタックを担当した38号車がまず1分32秒782というタイムを出したものの、その後各車がそのタイムを更新。Q2進出争いは非常に僅差の争いとなりました。

 中山雄一の39号車は1分32秒434と好タイムをマークし5番手。山下健太の駆るENEOS X PRIME GR Supra 14号車が70kgという重いサクセスウエイトにもかかわらず1分31秒台に入れる好走で3番手につけました。

 最後の最後に平川の駆る37号車が1分32秒699でギリギリ8番手に飛びこみQ2へ進出。38号車はこの平川のタイムと0.08秒差ながら10番手に終わり、関口雄飛のau TOM’S GR Supra 36号車が12番手、国本雄資のWedsSport ADVAN GR Supra 19号車が14番手で3台がQ1敗退となりました。

 Q2では10か月ぶりのスーパーGTドライブとなったフェネストラズが早めにコースへ向かい、アタックを続け6番手。一方で、好調な14号車は大嶋和也がポールポジションと僅か1000分の7秒差という好タイムを叩き出し、最前列2番手グリッドを獲得。39号車はコバライネンがアタックしましたが8番手に終わりました。

 GT300クラスは、台数が多いためQ1を2グループに分けて実施。A組では中山友貴がアタックした31号車がトップタイムをマーク。織戸学のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が2番手で続き、2台のプリウスがQ2へと進出。ジュリアーノ・アレジがアタックを担当したarto RC F GT3 35号車は惜しくも9番手。第3戦で初勝利を挙げ、100kgのサクセスウエイトを積むたかのこの湯 GR Supra GT 244号車は三宅淳詞のアタックもタイムが伸びず13番手に終わりました。

 B組では66kg、87kgとそれぞれサクセスウエイトの重い埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車とSYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 60号車が川合孝汰、河野駿佑のアタックで2,3番手と速さを見せました。そして今季初めて96号車を駆る阪口晴南も5番手タイムをマークしQ2進出を決めました。

 Q2では、31号車を駆る嵯峨がコースレコードを更新する見事な走りで、昨年の第3戦鈴鹿以来となるポールポジションを獲得。吉田広樹の52号車が3番手。新田の96号車が5番手、吉本大樹の60号車が6番手、永井宏明の30号車が14番手グリッドから決勝レースのスタートを切ることとなりました。

2021スーパーGT第6戦オートポリス TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)
2021スーパーGT第6戦オートポリス TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)

■決勝レポート


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