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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.10.25 10:40
更新日: 2021.10.25 11:11

K-tunes Racing 2021スーパーGT第6戦オートポリス 決勝レポート

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スーパーGT | K-tunes Racing 2021スーパーGT第6戦オートポリス 決勝レポート

SUPER GT 2021 第6戦決勝 オートポリス

阪口晴南のチーム復帰戦は今季初表彰台となる2位!

 AUTOBACS SUPER GTシリーズ2021第6戦は、10月24日(日)、大分県オートポリスで決勝レースが行われました。K-tunes Racingは本来のドライバーである阪口晴南選手がチームへ復帰、今シーズン初めて96号車でレースに臨むことになりました。

 前日の予選、今シーズン最上位となる5番手を獲得。その好位置からのスタートを活かし、決勝レースでは2位表彰台を獲得することができました。表彰台に立ったのは、2019年の最終戦以来、約2年ぶりです。

 スタートを担当したのは新田守男選手。上位陣の順位は変動せず、静かなスタートから決勝レースは始まりました。新田守男選手も5番手のポジションをキープしたまま、しかし4番手のマシンからは少しずつ引き離されていく展開になっていきました。

 そして8周目、他車の単独クラッシュが発生、セーフティカーとなります。これで前車との差はキャンセルされます。15周目に再スタートしたものの、18周目には多重クラッシュが発生し、2度目のセーフティカーとなりました。

 その再スタートは23周目になりました。ここでレースの3分の1を超えており、ドライバー交代が可能になります。実はK-tunes Racingが予定していたドライバー交代のタイミングは、すでに過ぎていました。タイミングが後ろにスライドすることは、レース後半の距離が短くなるので、給油量の削減やタイヤの耐久性の面でメリットがあります。

 2度目の再スタート後、チームはすぐにドライバー交代を行わず、レースを続けます。新田守男選手のペースが落ちなかったこと、そして隣のマシンとタイミングが一致することを避けるためです。

 満を持して28周目、阪口晴南選手へとドライバー交代。同時に給油とタイヤ交換を行いました。そして31周目には実質2番手というポジションを得ました。

 その後もタイヤをケアしながら安定した走りを見せ、トップの#31プリウスには追いつかなかったものの、後続を引き離すことに成功、しっかりと2位表彰台を手にしました。

 影山正彦チーム監督は「新田守男選手のペースも良かったし、ピットストップもスムーズにマシンを送り出すことができました。そして阪口晴南選手の走りもあって、本当に久しぶりの表彰台を獲得できました。チーム全体がうまく機能して手にすることができた成果だと思います。応援していただいていたファンのみなさんに、久しぶりにいい結果を報告できて、うれしいですね」とコメントしてくれました。

 シーズンは残り2戦。次戦は11月6~7日栃木県ツインリンクもてぎ、最終戦は11月27~28日静岡県富士スピードウェイでの開催となります。

■コメント
新田守男選手

「セーフティカーで助けられましたね。レースが普通に続いていれば2位は難しかったかな。ポジションを落とさないで走るのが精一杯だったので、本来のマシンのパフォーマンスを引き出すには、もっと進化が必要ですね」

阪口晴南選手

「まずは目標としていた表彰台を獲得できて、うれしいですね。今まで得意としてきたピットアウトした直後の速さが、今回は活きたと思います。チームに復帰した初戦で、こういった結果を出せて、良かったと思います」

2021スーパーGT第6戦オートポリス K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
2021スーパーGT第6戦オートポリス K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)


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