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投稿日: 2022.08.28 00:15
更新日: 2022.08.28 00:16

ARTA NSX GT3 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 予選レポート


スーパーGT | ARTA NSX GT3 2022スーパーGT第5戦鈴鹿 予選レポート

Q1は木村選手がトップタイム、明日は予選8番手から挑む

 このレースからいよいよ後半戦だ。我々は今季、まだ1ポイントしか獲得できていないので、残りのレースは全戦でポイントを獲得して、チャンピオン争いに加わりたい。

 第4戦ではトラブルでリタイアしてしまったものの、レースペースは速く、第3戦が行われた、ここ鈴鹿でもレースペースは良く、1ポイントを獲得したコースだ。流れは悪くない。

 クルマのバランスも向上してきているので、良いところを組み合わせたセットで午前のセッションを走った。ポジションは3番手で走行を終え、予選に期待を持たせてくれた。

 今回もQ1は木村偉織選手が担当した。木村選手はこのセッションで見事トップタイムをマークし、Q2の武藤英紀選手につないだ。

 武藤選手は午前のセッションを予選モードで走行ができていなかったので、不安を残した状態でのアタックとなった。ウォームアップからアタックに入って行ったが、タイヤの内圧変化が大きく、アンダーステアが発生してしまい、8番手でQ2を終えた。しかしながら、クルマの乗りやすさは今シーズン一番だと2人のドライバーはコメントしている。明日のレースを楽しみにしたい。

土屋圭市アドバイザーのコメント

「Q1で偉織がトップタイムを出してくれたので、武藤もやりやすかったと思うんだけど、武藤のときはタイヤの内圧が上がり過ぎてしまい、思うようにタイムが出せなかったね。それにしても8番手からスタートできるので、表彰台を狙って行きたいと思います」

岡島慎太郎エンジニアのコメント

「朝のセッションのセットアップは第3戦の鈴鹿、第4戦の富士の良い部分を組合せて持ち込みました。前回はアンダーステアが問題だったので、それを改善できるようなセットで走行しました。走り出しから最後まで3番手のポジションをキープできていたので、前回よりパフォーマンスは高かったと思います。ウエイトの差もあると思いますが、良い部分も増えているので、ちょっとまだうまく曲がれていないところもありますが、そこはうまくアジャストできて、偉織がQ1でトップタイムを出してくれました。偉織も自信がついたと思いますし、クルマのセットも良い方向にきたと思っています。Q2はQ1ほどタイムを上げることができなかったので、再度データ確認をして、改善できればと思います。明日のレースは戦略を考えて挑みたいと思います」

武藤英紀選手のコメント

「Q1は偉織がトップで帰ってきてくれて、クルマのバランスは確実に向上していると思いました。しかし、自分としては予選のペースで走れていなかったので、どこまで行けるか? という不安はありました。偉織に聞いたらクルマはとても良くなっているというので信じて行った部分はありましたが、うまく合わせきれなかったです。トップのタイムは見えませんでしたが、うまく合わせることができていればあと3つ4つポジションを上げる事ができたかも知れません。でも今までで一番乗りやすいクルマに仕上がっているので、決勝は今までで一番良いレースができると思います」

木村偉織選手のコメント

「Q1でトップタイムを出すことができました。チームに良いクルマを作ってもらい、みなさまに色々なチャンスを頂いていたので、HRC、チームにほんのわずかではありますが、恩返しができたかな、と思っています。Q2はクルマのバランスが思ったところに行かなかったので、8番手ではありましたが、今シーズン最も良いポジションからスタートできるので、明日は優勝目指して頑張りたいです」


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