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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.10.12 19:05

PACIFIC CARGUY Racing 2022スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート

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スーパーGT | PACIFIC CARGUY Racing 2022スーパーGT第7戦オートポリス レースレポート

PACIFIC hololive NAC Ferrari
2022 AUTOBACS SUPER GT Round7 AUTOPOLIS GT 300km RACE REPORT

カテゴリー:GT300クラス
エントラント名:PACIFIC CARGUY Racing
マシン名:PACIFIC hololive NAC Ferrari
カーナンバー:9
タイヤ:ヨコハマタイヤ
ドライバー:木村武史、ケイ・コッツォリーノ
レースクイーン:Pacific Fairies
開催日:2022年10月1日〜2日
会場:オートポリス(1周4.674km)
天候:10月1日 晴(DRY) 10月2日 晴(DRY)
気温:10月1日 21〜25℃ 10月2日 23〜26℃
路面温度:10月1日 28〜40℃ 10月2日 34〜43℃
参戦車両数:GT500/15台 GT300/27台 合計42台
Best Lap:1分43秒681
Q1(B Group):3位/13台
Q2:16位/16台
決勝:13位/27台 (1’47.464)

16位スタートから一時はトップを快走
ポイント獲得までもう少しの13位完走

事前情報

 今回も300kmレースで、サクセスウェイトは最終戦のひとつ前のレースということで半減、12kgに減った。オートポリスは阿蘇外輪山にあり、天候に左右されやすいサーキットだが、今年は好天に恵まれ、また10月というのに気温も25℃以上に上がり日焼けをするほどだった。コースは、アップダウンに富みチャレンジングなコーナーも多くドライバーには人気のあるコース。ただし路面がタイヤに攻撃的で、またタイヤがタイヤかすを拾うピックアップも起きやすく、これまでもドラマチックなレースが演じられてきた。木村武史とケイ・コッツォリーノのコンビは、前週に岡山国際サーキットにおいて開催されたGTワールド・チャレンジ・アジアでシリーズチャンピオンを獲得。その調子をSUPER GTでも持続させておきたいところ。予選日1日の朝は気温21℃で晴れ。9時20分から公式練習が行われ、ここで木村が31周、ケイが14周を走行し、ベストタイムはケイが3周目にマークした1分44秒624でトップの車両と0秒215差の3番手につけた。

2022スーパーGT第7戦オートポリス PACIFIC hololive NAC Ferrari(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)
2022スーパーGT第7戦オートポリス PACIFIC hololive NAC Ferrari(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)

公式予選:Q1 Bグループ

2022.10.1
15:18〜15:28
ドライバー:ケイ・コッツォリーノ
気温:25℃
路面温度:40℃
順位:Bグループ3位
Best Lap:1分43秒681
Lap数:4Lap
走行距離:18.696km

■Bグループ3位でQ2進出

 GT300クラスの予選は、シリーズランキングにより14台のA組、13台のB組に分けられ、PACIFIC hololive NAC Ferrariは台数の少ないB組に区分された。セッション開始7分後の15時25分、ケイが計測3周目の最終コーナーを抜ける際にバランスを崩しヒヤリとさせたが、マークしたタイムは1分43秒681でその時点で2番手につけた。結果的に3番手でQ2への進出を果たすことになった。「最後は欲をかきました。あれでコンマ3秒ぐらいロスしちゃいましたがぶつからなくて良かったです。予想以上に気温も路面温度も高いので、明日はタイヤをもたせるような走りが必要でしょうね」とケイ。

公式予選:Q2

2022.10.1
15:53〜16:03
ドライバー:木村武史
気温:25℃
路面温度:37℃
順位:16位
Best Lap:1分46秒888
Lap数:5Lap
走行距離:23.370km

■アタックできず16番グリッド

 Q2は15時53分にスタート。木村がコースインしたが、計測モニターにはなぜかケイの名前が表示されていた。このためチームは木村をピットインさせトランスポンダー(発信器)をチェックしたが、スイッチは切り替わって正常であり、サーキット側のシステムエラーだった。木村は改めてコースインしアタックを掛けるも、既にタイヤのピークは外れており予想していたタイムは出ず、1分46秒888がベストで16位に終わった。「クルマは調子良いのですが、これからアタックに入るという周にピットに入ることになりました。もう少し良いタイムが出ると予想していたので悔しいです」と木村。

2022スーパーGT第7戦オートポリス PACIFIC hololive NAC Ferrari(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)
2022スーパーGT第7戦オートポリス PACIFIC hololive NAC Ferrari(木村武史/ケイ・コッツォリーノ)

決勝

2022.10.2 14:04〜15:35
第1スティント:ケイ・コッツォリーノ
第2スティント:木村武史
気温:26℃
路面温度:46℃
順位:13位
Best Lap:1分47秒464
Lap数:60Lap
走行距離:280.440km

 決勝レースは、気温26℃、路面温度46℃というコンディションの13時41分にスタート。オープニングラップでケイは3台、2周目に2台を抜き去りトップ10入り。ケイは5〜7台による8番手争いのグループにいてチャンスをうかがった。ケイは長いスティントを担当するためコースにとどまり周回を重ねていった。33周でトップの車両がピットインすると、ケイはラップリーダーに躍り出た。そして40周でピットインして木村に交代。素早い作業で給油とタイヤ交換を済ませ、木村は13番手でコースへ戻った。47周目から49周目にかけてこのレース2回目のFCY(フルコースイエロー)が導入されたが、解除された直後も冷えたタイヤに気を使いながら、51周目にはベストタイムをマークしながらステディに周回を続けていった。多少の順位変動はあったものの、木村は60周を走り抜き11号車GT-Rや31号車プリウスらの追撃を抑えて13番手でチェッカー。惜しくも17秒716差で入賞はならなかったが、チームポイント3点を加算した。

■コメント
エントラント代表 神野元樹

「今回は入賞こそ届きませんでしたが、リザルト以上に中身の濃い良いレースでした。木村選手のスティントでは、見事後続車抑え順位を死守。本当に素晴らしい走りを見せてくれました。メカニックやスタッフも良く頑張ったと思います。この流れを引き継ぎ、次戦茂木戦では更なる上位を目指して行きたいと思います。何時も沢山の応援有難う御座います」

木村武史

「クルマの調子も良くケイ選手が長いスティントを引っ張ってくれたので、条件の良いレースで頑張ることができました。とは言えタフなレースでしたが、クリーンなバトルができて楽しかったです。最終戦のもてぎはホームコースと言っていいほど良く走っていますし、セッティングも見えて来て、こういうセッティングをすればタイヤがもつなということをチームも分かって来ましたし。今年はまだポイントが取れていないので、まずはポイントを取りたいですね」

ケイ・コッツォリーノ

「正直タイヤがどこまでもつのか分からなかったのですが、予定どおり長く引っ張って、何とか40周ぐらいまでもたせられました。ただ遅いクルマに引っ掛かったので、本来の自分たちの良いペースでレースができず、ポジションアップが低迷しました。今回木村選手がアマチュアドライバーなのに最後はプロドライバーを抑えてとても頑張りました。もてぎは去年の練習走行でもトップタイムでしたしポイントを取れるよう頑張ります」


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