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スーパーGT ニュース

投稿日: 2022.11.08 19:09

TGR TEAM WedsSport BANDOH 2022スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | TGR TEAM WedsSport BANDOH 2022スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

 雲一つない晴れ渡ったモビリティリゾートもてぎで開催される最終戦もてぎ。全車サクセスウェイトを降ろし、イコールコンディションで行われるレースでは、5台の車両に選手権獲得のチャンスが有る中、一矢報いる為にも、表彰台のトップを目指し、爆走を誓う。午前中に行われたウォームアップ走行では、決勝を見据えたチェック走行に徹し、タイムは1分39秒517と5番手となる。スタート前には、毎年恒例となったモビリティリゾートもてぎの上空にて航空自衛隊のF2による2機によるデモフライトが行われ、サーキットに華を添えた。スタートドライバーは国本選手。午後1時、栃木県警の国産スポーツカーのパトカーと白バイとのパレードラン後、フォーメーションラップを1周経てレースの火ぶたが切られた。

 第3コーナーにて12号車にアウトを刺されて一時3番手に下がるものの、第五コーナーにてアウトからパスして、2位を死守。オープニングラップを2位にて戻ってくることが出来た。

 その後、19号車を頭とする2位争いが勃発するが、トップの100号車からは離され、5周目の段階でトップとは約5秒の差。

 2位争いは19号車を先頭に、12号車、3号車の3台が後続を引き離しつつ、激しい争いを展開していく。7周目の終わりぐらいで、300クラスの車列に追いつき、が、3号車にドライブスルーペナルティが出て2位争いから脱落。

2022スーパーGT第8戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2022スーパーGT第8戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

 9周目の第三コーナーにて複数の車両による多重クラッシュが発生し、10周目にFCYが、11周目にSCに切り替わった。19号車は2番手のまま。13周でクラス分けの整列を行い、トップとの約8秒の差が無くなった。

 しかし、SC走行中、15周目のメインストレートで300クラス車両が大クラッシュ、メインストレート上に車両の破片が飛び散る状況となってしまい、回収のためにSCが延長される事態となる。21周目にレース再開となり、100号車に食らいついていくこととなる。後ろでは選手権がらみで3位争いが激化する中、ピット条件を満たす22周目に19号車はピットに入り、フルサービスとドライバーチェンジを行い、暫定8位でコース復帰する。アウトラップ中の23周目にタイヤがまだ暖まってない中、3号車にパスされて一つ順位を落としてしまった。25周目にはピットから出てきた17号車に前の3号車が襲いかかる暫定5番手争いが勃発し、さらに真後ろにいる7位の19号車が喰らいつく。しかし17号車が一つ頭を出して単独暫定5位となると、暫定6位争いで19号車は3号車の背後に付き、抜くタイミングを計っている。

2022スーパーGT第8戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2022スーパーGT第8戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

 37周目に暫定トップだった36号車がピットに入り、残りは最後尾の23号車以外は全てピット義務を果たした状態となり、19号車は6位にて、前の3号車との差は41周目で約5秒となる。しかし残り22周の中、実質の燃料消費量とドライバーの燃料消費量モニターに誤差があるのか? 実際の燃料が満タンまで入っていなかったのか? 不透明な部分が発覚し、ドライバーには非常に辛い燃費走行をPITから指示された。辛い状況の中、阪口選手は本来のパフォーマンスを出す事が出来ず、徐々に前との差を詰める事が出来なくなり、残り10周で約10秒の差となった。燃費走行中の19号車は終盤、後ろの37号車との差が狭まり、残り4周で追いつかれてしまい、程なく順位を一つ落としてしまう。7位となった19号車はそのままチェッカーを受けることとなりました。

 レースはトップの100号車が2位以下を引き離し単独走行となるが、9周目の多重クラッシュにてSCが入りタイム差がなくなるものの、レース再開後も後続を引き離しにかかるが、徐々に追いついてきた12号車と長い間、1秒の差を保ちつつ、ポールトゥウィンでチェッカーを受けることとなりました。以下、12-14-3-17-37-19-8-36-38-16-64-23ー(以上完走)-24-39となりました。

 2022年度の選手権は、今回2位を獲得した12号車が年間チャンピオンを獲得いたしました。2022年シリーズは、4度のポールポジションを取り、順位最上位は5位(第3戦鈴鹿/第7戦オートポリス)、ドライバーズポイント28.5Ptで11位、チームポイント44Ptで11位となりました。年間を通して、スポンサーの皆様、そしてファンの皆様の応援を受け、無事にシリーズを乗り切れることが出来ました。感謝いたします。本当にありがとうございました。

2022スーパーGT第8戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)
2022スーパーGT第8戦もてぎ WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

決勝コメント

・坂東正敬監督
「ドライバーには本当に申し訳ない。なぜ? 誤差が出たのか? 現在原因を確認しています。ドライバーに物凄い厳しい数字の指示(燃料消費量)をして走行をしてもらってる時点で勝負権は失いました。今回も勝負してる中で抜かれたのは3号車のみで課題が明確になりました。応援してくださった皆様に本当に期待ばかりで結果をお届け出来ず申し訳ありませんでした。良い事も沢山あった一年でしたが足りないものが多すぎました。メンバーを大幅に変えた事はとても良かったと思っています。新人も成長しました。強い19号車で帰ってきます。沢山の応援ありがとうございました」

・国本雄資選手
「7位でした。前半スティントを担当しました。タイヤの温まりが厳しく最初は抜かれてしまいましたが5コーナーで抜き替えしました。FCYやSCが入りましたが2番手でバトンを渡すことが出来ました。後半スティントもタイヤの温まりが厳しく逆転されてしまい表彰台を獲得する事が出来ませんでした。後半スティントはガソリンも厳しくペースを落としての走行となりました。難しいタフなレースでした。ノーミスで僕らは出来る事をやったつもりです。一年振り返ってみると予選では高いパフォーマンスを発揮する事が出来ました。しかし決勝では高いレベルで課題が見えた一年でした。シーズンオフに課題を克服して来年の開幕に向けて準備致します。応援ありがとうございました」

・阪口晴南選手
「2番手でバトンを受け取ったんですがピットタイミングやアウトラップで順位を落としてしまいました。その後は燃料の残量トラブルで全開走行する事が出来ませんでした。反省点が多い最終戦でした。一年を通して決勝は厳しいレースが多かったです。問題を解決しながら伸び代を確認出来た一年でした。予選に関しては高いパフォーマンスで強さ、速さを発揮できたかな?と思っています。それは僕らの今年の強みでした。沢山の応援ありがとうございました」


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