GT500クラスのQ1終了後、GT300クラスはQ1各組を突破した16台で争われる10分間のQ2セッションが16時18分から開始となった。シグナルグリーンと同時に各マシンがコースに出ていくが、GAINERの2台、シェイドレーシング GR86 GT、リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R、SUBARU BRZ R&D SPORTは少々のステイをした後にピットを後にしていく。
Q2でまずアタックに入ったのはHACHI-ICHI GR Supra GTの三宅淳詞だ。三宅はまず1分56秒827でターゲットタイムとしても速いタイムを記録。続く2番手にはapr LC500h GTの嵯峨宏紀が1分58秒065で2番手に入ると、直後にGAINER TANAX GT-Rの富田竜一郎が1分56秒095という最速タイムをマークしてトップに立つと、僚友PONOS GAINER GT-Rの大草りきも1分56秒978で3番手に飛び込む。
そんな上位争いが展開されるなか、この鈴鹿を“落とせない”一台であるSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が最速セクタータイムを記録しながらホームストレートに戻り、唯一の55秒台となる1分55秒775を記録して圧巻のトップタイムを記録する。
その後はシェイドレーシング GR86 GTの清水英志郎、HOPPY Schatz GR Supra GTの野中誠太、muta Racing GR86 GTの堤優威、Syntium LMcorsa GR Supra GTの河野駿佑もタイムを上げるが、BRZ山内のタイムには届かない。
このままGT300Q2はチェッカーフラッグとなり、SUBARU BRZ R&D SPORTの山内が今季初のポールポジションを獲得し、ダンロップタイヤにとっても今季初の最前列に。そして通算ポール回数を“13”とした山内は歴代最多タイ記録に並ぶ結果になった。
2番手にはGAINER TANAX GT-R、3番手にはSyntium LMcorsa GR Supra GTが続き、以下muta Racing GR86 GT、HOPPY Schatz GR Supra GT、シェイドレーシング GR86 GT、HACHI-ICHI GR Supra GTと、GTA-GT300規定車両が上位を独占する予選結果になっている。
