記録的な酷暑が続いた2023年の夏も終わりを迎え、スーパーGTはこの9月中旬のみちのく決戦から、GT500各陣営とも年間2基の運用が許される新スペックエンジンの投入を予定する。
例年とは異なり前半戦から450kmレースが続いた今季だが、前戦鈴鹿では「今回までは(すでに投入済みの39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraを除き)1基目で行き、次回から2基目を投入します」(TCD/TRDエンジン開発責任者兼全体統括・佐々木孝博氏)、「トラブルで換装した車両を除き(マイレージは)全然大丈夫。残りの3台はまだ使える以上、使い切ります」(ニッサン松村基宏総監督)としていたトヨタ、ニッサンに対し、2基目は「次のSUGOか、その先か……」と含みを持たせていたホンダの佐伯昌浩LPLも、この第6戦より「そんなに大きくは変えてないですが、今回から全車2基目を入れています」とし、これで今週末は全車が新スペックを搭載することとなった。
そのHRC佐伯LPLは、16号車ARTA MUGEN NSX-GTが勝利を飾った前戦までの展開も踏まえ、シーズン後半戦に向け全5台一斉の新スペック導入を決めた。
ここから先は autosport web Premium
会員限定コンテンツとなります
または