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F1 ニュース

投稿日: 2016.03.27 11:45
更新日: 2016.05.07 09:09

「アロンソは余裕の中団争い。クラッシュが悔やまれる」:英誌全ドライバー採点オーストラリアGP編

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F1 | 「アロンソは余裕の中団争い。クラッシュが悔やまれる」:英誌全ドライバー採点オーストラリアGP編

■最高得点5人への評価

 8点と評価されたのはメルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグ、レッドブルのダニエル・リカルド、ルノーのジョリオン・パーマー、ハースのロマン・グロージャンだった。

 2番グリッドから優勝を果たしたロズベルグに関しては「フェラーリが敗北につながる戦略を採ったことに助けられはしたが、フェラーリがそういう行動に出たのはロズベルグが後方からプレッシャーをかけ続けたからこそ」と寸評には記されている。
 ハミルトンよりいいスタートを切り、ターン1の後はミスなく走り切ったことで加点、プラクティスでクラッシュ、予選でチームメイトに大差で敗れたことで減点されている。

 ハミルトンはポールポジションから2位を獲得。「2015年終盤はぱっとしなかったが、ロズベルグの7戦連続ポールを阻み、好調さを示した」
「スタート失敗で減点。ただターン1でさらに順位を失ったのは不運だった。パニックに陥らずに挽回に努めたことは評価される」

2016年F1開幕戦オーストラリアGP 表彰台 ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル
2016年F1開幕戦オーストラリアGP 表彰台 ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル

 リカルドは8番グリッドから4位を獲得した。「レッドブルのエンジンパワーはトロロッソ、ウイリアムズ、フォース・インディアよりも劣っており、予選でQ3最下位に終わったのは仕方がない」。スタートで順位を落としたことで減点、しかし序盤のうちにニコ・ヒュルケンベルグとフェリペ・マッサを抜いたことで加点された。「タイヤ選択をもっとうまくすれば2位フィニッシュの可能性もあったが、4位は現状のマシンがもたらせる最大の結果だ」

 新人パーマーは13番グリッドからスタート、11位でフィニッシュした。「F1初の予選でQ2に進出、評価が高いチームメイト、ケビン・マグヌッセンより上位を獲得したというのは素晴らしい」。決勝中ミディアムタイヤでのペースはマグヌッセンにかなわなかったが、ルノーより速さで勝るトロロッソ勢を長く押さえつけたのは見事で「非常に素晴らしいデビュー戦だったと評価できる」

 グロージャンは19番グリッドからスタートしながら6位入賞を果たした。「予選ではいつもと異なり、マシンの力を最大限に引き出すことができなかった。そこは減点となるが、決勝は完璧だった」
「序盤は他の誰よりもソフトタイヤをうまく管理し、赤旗を利用して1回ストップ戦略を完璧な形で実行、後方から迫る、速さで勝る数台のマシンを押さえ切り、ハースにF1デビュー戦で入賞という夢のような結果をもたらした」

2016年第1戦オーストラリアGP ロマン・グロージャン(ハース)
2016年第1戦オーストラリアGP ロマン・グロージャン(ハース)

 なお、途中までトップを快走したフェラーリのセバスチャン・ベッテルへの評価は7点にとどまった。その理由として「赤旗までのパフォーマンスは素晴らしかったが、再スタートでチームがスーパーソフトを選んだことですべて台無しになった。実際にマシンに乗っていたベッテル自身がもっといい判断を下すべきではなかったか? 終盤ハミルトンを追うなかでわずかにコースオフをしたことでも減点」と寸評には記されている。

※次ページ以降の内容
マクラーレン・ホンダ、向上を結果に結びつけることができず
全ドライバーへの評価点は……


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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