公式予選5月3日(水・祝)曇りドライ
公式予選を前にして、午前中に行われた公式練習では、入念にセットアップが進められていった。例によって大きなトラブルを抱えることなく、メニューは順調にこなされていった一方で、まだまだ一発の速さを欠いていたのは紛れも無い事実。
まだストレートでの速さを、トータルでのラップタイムに活かせずにいたからだ。しかしながら、コンスタントに1分39秒台が刻めることは、決勝レースに向けた安心材料でもあった。
今回は普段より200km長い500kmレースで、しかもドライバー交代を伴う2回のピットストップが義務づけられているから、戦術や何より安定感がモノを言う可能性もあったからである。
予選のQ1担当は阪口選手。スタート時の気温は18度、路面温度は30度と、この時期にしてはやや高めではあった。それでもタイヤの性能を最大限に発揮するべく、入念にウォームアップを行なって、計測3周からアタックを開始する。
いきなり公式練習では未知の領域だった1分37秒台に入れ、その後も激しくコースを攻め立てていく。
しかしながら、わずかなタイムアップに留まり、ベストタイムは1分37秒696。その結果、『EIcars BENTLEY GT3』は22番手でQ1突破ならず。決勝には11列目グリッドからのスタートとなった。
