【写真1】【両角岳彦の自動車再評論】国産先行神話は崩壊!?　注目のステランティス新マイルドハイブリッド

ステランティス・グループが次世代駆動・変速システムとすべくパンチ社と共同開発した、駆動用モーター内蔵の6速DCT（デュアル・クラッチ・トランスミッション）。ステランティス内の呼称は『e-DCS6』。モーターを大型化したP（プラグイン）HEV対応モデル、7速仕様などバリエーションが存在することが明らかになっている。駆動機構からエンジンを切り離す（停車・発進、惰行時）ための第3のクラッチを儲けた。DCTとしてのクラッチは変速機主軸の両端に置く。エンジン始動・回転合わせ・充電のためのモーター／発電機は別にあり、クランクシャフトとリブドベルトでつながれている。これまでのMHEV機構ではこのモーターを駆動に使っていたのだが、駆動用モーターは別立てにした設計が最近増加中。