「めちゃくちゃ嬉しいですよ」
スーパーGT第2戦富士のGT300クラスを制したシンティアム・アップル・ロータスの加藤寛規は、ふだんから柔和なコメントを残してくれるドライバーだが、レース後、ふだん以上の笑顔を弾けさせた。加藤にとっては、2013年にエヴァRT初号機アップルMP4-12CでJAF Grand Prixを制してはいるが、なんと10年ぶりのシリーズ戦でのGT300優勝。もちろんチームにとっても同様だ。パートナーの柳田真孝にとってもひさびさの勝利となったが、その勝利に繋がったのは、その苦闘した年月で積み重ねられたベテランならではの技と言えた。