■2026シーズンの注目ポイント:最強王者マルク・マルケスを止めるのは?

 2026年のいちばんの注目ポイントは、2025年チャンピオンのマルク・マルケスが今年も圧倒的な強さを見せるのか? それともライバル勢が巻き返しを図ることができるのか? という点だ。

 ホンダからドゥカティ勢に移籍して2年目、ワークスチームのドゥカティ・レノボ・チームに加入したマルク・マルケスは、開幕から強さを見せシリーズを牽引。9月の日本グランプリでシリーズチャンピオンを獲得した。後半はクラッシュによる怪我で欠場したが、2026年もチャンピオン候補の大本命だ。

 王者マルク・マルケスだが開幕戦は怪我からの復帰戦。ライバル勢たちもマルク・マルケスの独走は許さないだろう。

 ドゥカティ勢では、昨年不調だったチームメイトのフランセスコ・バニャイア、そしてワークスマシンを手に入れたマルクの弟アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が虎視眈々と勝利を狙っている。

 そして、昨年後半戦で強さを見せたマルコ・ベゼッチ、怪我で2025年を棒に振ってしまった2024年の王者ホルへ・マルティンのアプリリア・レーシングもシーズン序盤の活躍に注目が集まるだろう。

 復調の兆しを見せるホンダ勢も見逃せない。昨年は雨のレースをヨハン・ザルコが制し、近年の苦戦から脱出の気配を見せているホンダ。今年はシリーズの台風の目となるのではないだろうか?

 そして、最高峰クラス唯一の日本人フル参戦ライダーの小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は勝負の2年目を迎える。タイでの事前テストでは好タイムをマーク。得意のラウンドでスタートダッシュを決めたいところだ。

 ストップ・ザ・マルク・マルケスとなるのか? 見逃せないシーズンがタイからスタートする。

■車両スペック:5メーカーが送り出す最高傑作

 現在のMotoGPクラスのレギュレーションでは、最大排気量1000cc、4ストローク、シリンダー数4気筒以下、最大ボア径81mmのエンジンを搭載したプロトタイプマシンと規定されている。その他にも157kgという最低車体重量(排気量800ccまでは150kg)、共通ECUの使用、年間8基のエンジン使用数(レース数が21〜22戦の場合。ただし、8基目のエンジン使用は第19戦以降から可能)が定められている。

 最大燃料タンク容量は22リッターで、後述するスプリントレースの場合は12リッターとなっている。チームはこの容量の専用燃料タンクを用意するか、通常のタンクの容量を減らすか、どちらかの手段を選択可能だ。タイヤはミシュランのワンメイクで、タイヤ径は前後とも17インチのみとなっている。走行中にフロントの車高を調整する装置の使用は禁止されているが、レーススタート時に一度だけ作動する装置(ホールショットデバイス)は許可されている。

 エンジン開発は2025年からフリーズされ、2027年シーズンには最大排気量の縮小をはじめとする大幅なマシン規則変更が行われることが決まっている。

・ホンダRC213V(ホンダHRCカストロール、カストロール・ホンダLCR/プロホンダLCR)

ヤマハYZR-M1(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム、プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)

ドゥカティ・デスモセディチGP(ドゥカティ・レノボ・チーム、BK8グレシーニ・レーシングMotoGP、プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)

アプリリアRS-GP(アプリリア・レーシング、トラックハウスMotoGPチーム)

KTM RC16(レッドブルKTMファクトリー・レーシング、レッドブルKTMテック3)

■年間エントリーリスト:ルーキーは2名が参戦

No.RiderTeamMotorcycle
5ヨハン・ザルコカストロール・ホンダLCRホンダ*
7トプラク・ラズガットリオグルプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPヤマハ*
10ルカ・マリーニホンダHRCカストロールホンダ
11ディオゴ・モレイラプロホンダLCRホンダ*
12マーベリック・ビニャーレスレッドブルKTMテック3KTM*
20ファビオ・クアルタラロモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームヤマハ
21フランコ・モルビデリプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームドゥカティ*
23エネア・バスティアニーニレッドブルKTMテック3KTM*
25ラウル・フェルナンデストラックハウスMotoGPチームアプリリア*
33ブラッド・ビンダーレッドブルKTMファクトリー・レーシングKTM
36ジョアン・ミルホンダHRCカストロールホンダ
37ペドロ・アコスタレッドブルKTMファクトリー・レーシングKTM
42アレックス・リンスモンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームヤマハ
43ジャック・ミラープリマ・プラマック・ヤマハMotoGPヤマハ*
49ファビオ・ディ・ジャンアントニオプルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チームドゥカティ*
54フェルミン・アルデグエルBK8グレシーニ・レーシングMotoGPドゥカティ*
63フランセスコ・バニャイアドゥカティ・レノボ・チームドゥカティ
72マルコ・ベゼッチアプリリア・レーシングアプリリア
73アレックス・マルケスBK8グレシーニ・レーシングMotoGPドゥカティ*
79小椋藍トラックハウスMotoGPチームアプリリア*
89ホルヘ・マルティンアプリリア・レーシングアプリリア
93マルク・マルケスドゥカティ・レノボ・チームドゥカティ

*はインディペンデントチームライダー

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