マーベリック・ビニャーレス(スズキ)はランキング5位。MotoGP初年度のドイツGPでは予選12番手から決勝11位でフィニッシュしている。
「アッセンでのレースは、結果はポジティブではなかったが、今後のウエットでのレースに役立つ教訓を学ぶことができた。ザクセンリンクは独特なコースで、昨年はアレイシといいバトルができた。ボクたちは2015年以来、多くの改善を実現してきたし、今年はトップ争いができることを証明しているから、去年以上の競争力があると思う。決して簡単ではないと思うが、不可能ではないと思う」
サテライト勢トップのランキング6位にポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)。ポル・エスパルガロは前戦オランダGPで今シーズンベストとなる4位でフィニッシュしている。オランダGPの直後には、鈴鹿8耐のテストのために来日、8耐連覇に向けて順調にテストをこなした。
「ザクセンリンクはまるでカートコースを走っているような印象のコースだ。ヤマハのマシンはこのコースに合っていると思う。ボクたちのポテンシャルを証明できるはずだ。準備はできている。鈴鹿8耐の前に、前半戦を締めくくるポジティブなリザルトを獲得できるはずだ」
ポル・エスパルガロに14ポイント差のランキング7位に、エクトル・バルベラ(アビンティアレーシング)が続き、この二人がサテライト勢のランキングを争っている。
アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)はランキング8位。前戦ではカタルニアGPでのペナルティにより最後尾スタートとなった。
「ここ数年間、ザクセンリンクはボクたちにとっていい結果ではなかったけど、今年はバイクがいいから良い結果を期待している。アッセンで今年は週末を通じて戦闘力があったから、ドイツでもいいレースができることは確かだろう」
2戦連続ノーポイントに終わったアレイシ・エスパルガロ(スズキ)はランキング9位に後退。
「ザクセンリンクのレイアウトは独特で、左コーナーが多く、タイヤに厳しいコースだ。ライダーは賢いタイヤの使い方が要求される。昨年はいいレースができたし、今年はマシンも進化している。いいセッティングをいち早く見つけることが重要だ」
ランキング10位にユージン・ラバティ(アスパー・チーム)が続き、前戦で今年4回目のノーポイントレースを喫してしまったアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)はランキング11位と苦戦している。