「今回のサーキットは僕たち向きだった。ほかのサーキットでも同じようにはいかないだろうね。頑張って、ポイントを稼いでいかないと。シーズンの後半には、必要な改善があるといいのだけど」

「先週のテストまでは楽観的だったんだけど、今は悲観的になってしまったね。でも、ムジェロはすばらしいグランプリだし、プレッシャーを前向きな力に変えていく必要がある」

「マルケスがすでに(チャンピオンシップで)アドバンテージを持っているしね。僕たちにとって最悪なのはポイント差ではなく、彼がコース上で最速だということなんだ」

 一方、ロッシのチームメイト、マーべリック・ビニャーレスは落胆のレースとなった。「ル・マンに到着した時点では、このような結果は想像していなかった」と語るビニャーレスは、7位フィニッシュ。ヤマハのマシンが得意なコースであり、2017年はポール・トゥ・ウインを飾っていただけに、肩を落としたくなるのも無理はない。

 8番グリッドからスタートしたビニャーレスは1周目で11番手にまで順位を落とし、上位争いに食い込むことができないまま7位でレースを終えることになった。

「ライバルたちをパスするのに時間がかかってしまい、7番手まで上がったときにはすでに上位から離されていた。上位で戦うことができなかったことがとても残念だよ。これは今後の課題になるね」

 しかし、ザルコが転倒リタイヤとなったこともあり、ビニャーレスはランキングで2位に浮上した。

「ランキング2位に上がることができたのは収穫だ。ますます集中し、ハードワークを続けて次のテストに臨みたい。第6戦イタリアGPを迎える前に、ワンステップ上げておきたいね」

 2018年シーズン序盤、なかなか表彰台の頂点に上ることができないモビスター・ヤマハ・MotoGPのふたりだが、今、チャンピオンシップのランキングではビニャーレスが2位、ロッシが5位につけている。シーズン独走態勢に入ろうとするマルケスを止めるのは、このふたりのどちらかになるのだろうか。

落胆のレースとなったビニャーレス。次戦で巻き返しをねらいたい
落胆のレースとなったビニャーレス。次戦で巻き返しをねらいたい

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