続いて辻幸一MS開発部部長がMotoGPが行なわれているカタルーニャからビデオ出演。「マシンは走行性能、信頼性、燃費が一歩進んだ。今年は219周以上を目標に4連覇をねらいます。ライバルチームは強いライダーを招聘するなど体制を強化しているけれど、ヤマハは鈴鹿4連覇、EWC(世界耐久選手権)チャンピオン連覇、そしてヤマハのワン・ツー・スリーフィニッシュをねらいます」と強気の発言。

 会場でアンベイルされた鈴鹿8耐マシンは1998年に発売したYZF-R1の20周年を記念した特別カラー。赤と白のカラーリングをベースに、初代モデルの『YZF』と『R1』のロゴ、『20周年記念』ロゴなどが配されていた。3チームとも赤・白のカラーリングをベースとしたマシンで出場する。

伝統の赤・白カラーを施したヤマハYZF-R1
伝統の赤・白カラーを施したヤマハYZF-R1
発表会で意気込みを語る中須賀克行
発表会で意気込みを語る中須賀克行

 中須賀は「この節目の年にしっかりと4連覇を果たしたい。気を引き締めてチーム一丸をなって戦いたい」とコメント。

 ヤマハファクトリーレーシングチームを率いる吉川和多留監督は「僕が現役だったころには『いつかはあのカラーリングのマシンに乗りたい』とあこがれた。僕はこのカラーリングで鈴鹿8耐制覇をすることができなかったが、このカラーで一番最初にチェッカーを受けられるよう頑張りたい」と述べた。

 会場には報道陣のほかに一般のファンも招かれ、会場内は大きな拍手に包まれていた。

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