Moto2クラスではヨハン・ザルコ(カレックス)がランキングトップをキープ。ザルコは昨年のミサノで優勝している。前戦イギリスではトップを争っていたサム・ロウズ(カレックス)を巻き込んで転倒させてしまいペナルティを受けノーポイントに終わったものの、チャンピオンシップをリード。ケガを抱えながら、イギリスGPで7位入賞を果たしたアレックス・リンス(カレックス)がランキング2位につける。
ホームレースをノーポイントで終わったロウズはランキング3位。イギリスGPで優勝したトーマス・ルティ(カレックス)はランキング4位に浮上した。
そして、昨年、3位に入賞した経験を持つ中上 貴晶(カレックス)にとって、ミサノは特別なサーキット。2010年にアクシデントでこの世を去った、幼いころからのライバルである富沢祥也と共に2勝目をねらう。
Moto3クラスではブラッド・ビンダー(KTM)がランキングトップをキープ。ホルヘ・ナバーロ(ホンダ)はランキング2位につけるが、前戦イギリスでの転倒ノーポイントにより、ビンダーとの差は86ポイントに拡大した。
イギリスGPで2位に入賞したフランチェスコ・バニャーヤ(マヒンドラ)がナバーロと8ポイント差のランキング3位、昨年のサンマリノGPのMoto3クラスのウイナー、エネア・バスティアニーニ(ホンダ)がバニャーヤに7ポイント差のランキング4位、ホームレースとなるニッコロ・ブレーガ(KTM)がバスティアニーニに3ポイント差のランキング5位と、ビンダーの後方では熾烈なポイント争いが展開されている。
バスティアニーニは来季はエストレージャ・ガルシア・0,0でMoto3クラスに継続参戦が決定。ブレーガはVR46のトレーニングでミサノを走り込んでおり、初優勝の期待が高まる。
日本勢ではランキング23位に尾野 弘樹(ホンダ)、ランキング26位に鈴木 竜生(マヒンドラ)がつけ、入賞をねらっていく。
