ダリーニャの一番の技術的焦点は、2018年シーズンおよびその前のシーズンと同じだ。それは中速コーナーでのコーナリングにある。

「我々はコーナー中盤において他チームとの間にある差を再度縮めたいと考えている」とダリーニャ。

「差は大きくはないが、ライディングの段階においては他チームにアドバンテージがある。我々にはいくつかアイディアがあるんだ。シャシー剛性や重心などについてだ」

「一番の問題は、すでに我々が強い領域で問題を生み出すことなしに、中速コーナーでの問題を軽減することだ。高いレベルにあるのなら、何かを変える時は確実に正しい方向へ進まなければならない。さもなければ、道を見失うのはいとも簡単なことだ」

ドゥカティのゼネラルマネージャー、ルイジ・ダリーニャ
ドゥカティのゼネラルマネージャー、ルイジ・ダリーニャ

 ライダーとエンジニアが、バイクとタイヤから最高の性能を引き出すために、これまで以上に緊密に仕事をすることが重要だ。

 ダリーニャはバイクの細部に取り組むと同時に、独創的な考えを持っている。それはドヴィツィオーゾ、ペトルッチに加え、プラマックレーシングのジャック・ミラーが、トルクアーム(トルクロッド付きスイングアーム)を2018年11月のヘレスオフィシャルテストで試したことからも分かる。

 この仕掛けのカギはリヤにあり、トルクアームはブレーキング中のリヤグリップを増大させる。これは2019年にドゥカティの大きなアドバンテージになるかもしれない。

 フロントのブレーキンググリップはすでに100パーセントを超えており、ライダーたちはほとんどのコーナー進入時にフロントタイヤをロックさせている。もしドヴィツィオーゾが制動力を増すためにリヤブレーキとリヤタイヤを使えるとしたら、彼はブレーキングで誰もに勝つだろう。

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