残り5周でトップはドヴィツィオーゾ、2番手にリンス、3番手にマルケス。その差は約0.5秒以内だ。その翌周、マルケスが動いた。18周目にして自己ベストを叩き出すと、ホームストレートの加速でリンスを抜き去り、トップのドヴィツィオーゾに迫る。

 残り3周の1コーナーでは3番手走行中だったリンスがブレーキングミス。やや大回りとなったことで4番手に後退し、代わりにクラッチローが3番手に浮上。これにより、接戦のトップ争いはドヴィツィオーゾとマルケスのふたりに絞られた。

 マルケスはドヴィツィオーゾの背後をマーク。残り2周でトップを走るドヴィツィオーゾが突如マシンの挙動を乱してラインを外し、マルケスがその間にトップに立つ。

 そして迎えたラストラップ。ドヴィツィオーゾはドゥカティ デスモセディチGP 19の加速で1コーナーに飛び込むと、マルケスを交わす。ドヴィツィオーゾがトップ、マルケスが2番手。その差は0.1秒だ。

 ドヴィツィオーゾの背後につけるマルケスは、10コーナーでドヴィツィオーゾのインにマシンをねじ込むがドヴィツィオーゾはオーバーテイクを許さない。ドヴィツィオーゾがトップを守ったまま、ふたりは最後のコーナーを迎える。

 最終コーナー、マルケスがドヴィツィオーゾのインに飛び込んだ。そんなマルケスにマシンの挙動を乱したドヴィツィオーゾが一瞬マシンを起こし、あわや接触。マルケスはややラインを外し、ドヴィツィオーゾがマルケスよりも早く、コーナーを立ち上がった。

 マルケスはドヴィツィオーゾの背後につけ、ホームストレートを加速。しかし最初にコントロールラインを通過したのはドヴィツィオーゾだった。ドヴィツィオーゾはマルケスとの激戦を制し、2018年に続いて開幕戦ウイナーの座を手にした。マルケスは惜しくも2位となったが、ドヴィツィオーゾとの最終的な差は0.023秒というわずかなものだった。

 3位を獲得したのはリンスやペトルッチなどを抑えたクラッチロー。4位は終盤までトップ争いを展開したリンスで、5位には14番グリッドから追い上げのレースを見せたロッシが入った。

 ポールポジションスタートだったビニャーレスはスタートでの後退が影響したか、7位フィニッシュ。好スタートを切って一時は5番手につけた中上は最終的に9位に入り、ホンダに移籍して初のレースとなったホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)は13位でチェッカーを受けている。

本日のレースクイーン

弓川いち華ゆみかわいちか
2026年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで