“ヘンタイ”:車体(フロントフォーク・スイングアーム)はいかがでしょうか?
宇川監督:フロントフォークに関しては減衰の仕様などを変更しています。HRCとオーリンズで今後も開発を進めていきたいと思っています。
スイングアームは2018年の最終戦で大きく仕様変更したモノを投入し、そこからシーズンオフのマレーシア・セパンテストなどで開発を進め、現在の仕様となっています。
内容としては、剛性のみを追求するのではなく、適度なしなやかさを追求しました。現在のスイングアームはEWC(FIM世界耐久選手権)のレギュレーションに準じており、鈴鹿8耐にもこのまま使用します。
また2019仕様は“全日本ロード選手権と鈴鹿8耐車両の仕様差を少なくする”という事も課題にしているので、全日本ロード選手権も鈴鹿8耐仕様のガソリンタンクで走行しています。
“ヘンタイ”:サスペンションについて教えてください。
宇川監督:2019年仕様として、新たなリヤサスペンション(構造含)を投入しています。ここまで良い感触を得ており、タイムも向上しているのでテストから重点的に開発を進めて来ています。当然の事ながらスイングアーム単体ではなく、車体、タイヤとのマッチングが重要となります。
“ヘンタイ”:タイヤの使い方に関してはどうでしょう。