3周目を終えた時点でトップ高橋と2番手水野のギャップは約3秒に広がった。4周目に入ると後方から追い上げた野左根がヘアピンで水野を捕えて2番手浮上。その後方から迫った中須賀もハイポイントコーナー付近で水野を交わして野左根を追う。
ヤマハファクトリーの2台に抜かれた水野だが、その後は大きく離されることなく、中須賀の後ろに1秒以内の差で食らいつく。
10周目を終え、高橋は2番手を走る野左根との差を4秒683に広げた。一方、野左根を先頭とした中須賀、水野による2番手争いは14周目以降、中須賀と水野の差が徐々に広がる状況に。2番手争いは野左根、中須賀の2台となる。
19周目に入ると3番手の中須賀が1コーナーで野左根を交わして2番手を奪取。これに負けずと野左根、20周目の馬の背で中須賀のインを捕えるも、中須賀がこれをブロックしてポジションを守った。
トップ独走の高橋と2番手中須賀のギャップは20周目を終えた時点で4秒差と序盤から大きく変わらない。
21周目、野左根がシケインで再び中須賀に仕掛けるも交わすことができず。このバトルで中須賀と野左根の差が広がった。
トップ高橋がファイナルラップに入るとそのままチェッカー。レース1と同じく1度も先頭を譲ることなく4連勝。2戦連続でダブルウインを果たした。
中須賀は終盤でペースを上げて高橋とのギャップを3秒445に縮めたが捕えるまでにはいたらず2位でチェッカー。野左根は中須賀から3秒429差の3位でフィニッシュした。
中盤までヤマハファクトリーの2台に食らいついた水野は、終盤に後方から追い上げてきた渡辺一馬、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)と激しい4番手争いを展開。何度か順位が入れ替わるなか、最後はポジションを守り切って4位で終えている。
全日本ロードレース第3戦SUGOのレース2順位結果は以下の通り。