更新日: 2023.06.27 14:46
【ブログ】500cc5連覇のドゥーハンがセパン8時間に来た理由。ヤマハとホンダが『バリバリ伝説』ばりのバトル
F.C.C. TSR Honda Franceの転倒でトップに立ったのがYARTのニッコロ・カネパ。途中、セーフティカーが入ったこともありますが、約3時間をひとりでライディングし、セパン8耐最初のウイナーになりました。2位にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA、3位にBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが入りました。
本命の脱落を尻目にSUZUKI JEG-KAGAYAMAの浦本修充、TEAM PLUS ONEの酒井大作が健闘。浦本は2スティント連続走行を敢行し、一時は2番手を走っていました。しかし残り50分というところで電気系トラブルが発生し無念のストップ。酒井も一時は6番手までポジションを上げていました。ペアの関口太郎が体調不良となってしまっていたためチームを牽引。酒井からバトンを受けた名越公助も初めての1000ccながらコンスタントに走り日本チーム最上位の11位でチェッカーを受けました。
女性ライダーの平野ルナを擁すTransMapRacing with ACE CAFEは、予選終了後のフリー走行で第3ライダーのラジニ・クリシュナンが接触転倒。頭を打ったことで決勝に出ることができなくなりふたり体制で走ることに。平野は、初めて走るセパンをなかなか攻略できませんでしたが、予選で大幅にタイムを縮めました。実質3時間となった決勝でも1スティントをしっかりこなし、大石正彦とともに30位でゴールしました。
初開催となったセパン8耐。実況放送もなく、お客さんはお世辞にも多いとは言えませんでしたが、プレイベントでクアラルンプール市内を2輪、4輪のレーサーを走らせるなど、柔軟な対応はマレーシアならでは。実際のところ、白バイの先導で、普通に渋滞の中を走ったとのことで、オーバーヒートが心配だったと日本人でただひとりパレードに参加した星野知也が言っておりました。