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投稿日: 2020.09.29 20:53
更新日: 2020.09.29 20:54

スズキ、2016年以来のEWC世界タイトルを獲得 エストリル12時間耐久ロードレース 決勝レポート


MotoGP | スズキ、2016年以来のEWC世界タイトルを獲得 エストリル12時間耐久ロードレース 決勝レポート

2020年9月26日
2019-2020 FIM世界耐久選手権 最終戦 エストリル12時間耐久ロードレース
会場:ポルトガル エストリルサーキット

Suzuki Endurance Racing TeamがEWC最終戦を4位でフィニッシュ。
2016年以来のEWC世界チャンピオンを獲得!

 2019-2020 FIM世界耐久選手権シリーズ(EWC)で、スズキGSX-R1000を駆るSERT(スズキ・エンデュランス・レーシング・チーム)が総合チャンピオンに輝いた。SERTのEWCタイトル獲得は4年ぶり、16度目となる。

 第4戦(最終戦)は9月26日、ポルトガルのエストリルサーキットで12時間耐久レースがおこなわれ、SERTはエティエンヌ・マッソン、グレッグ・ブラック、ザビエル・シメオンの3名のライダーにより416ラップを記録して4位フィニッシュした。これによりランキング2位のYART YAMAHAに18ポイント差をつけてシーズンタイトルを決めた。

 午前8時、SERTは4番グリッドから第1ライダーのブラックが、得意のスタートダッシュでホールショットを決めると順調にトップグループへ。その後は安定したペースで2番手、3番手をキープしながら時間は過ぎた。無理をしないで確実なレース展開はダミアン・ソルニエ監督の作戦だった。8時間経過時点でSERTは4番手につけており、ボーナスポイント7ポイントを加点してタイトル奪還に勢いをつけた。

タイトルを獲得したSuzuki Endurance Racing Team/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間
タイトルを獲得したSuzuki Endurance Racing Team/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間

 3名のライダーは確実にラップを重ね、ライバルチームにプレッシャーを与え続けた。耐久レースは様々なトラブルと背中合わせだが、ビッグタイトルへの緊張感の中でもSERTのチームワークは強かった。実際、8時間経過から10時間経過にかけてメカニカルトラブルのためピットインを余儀なくされる場面もあったが、テクニカルスタッフ達の敏速な作業によりロスタイムは最小限に押さえられ、SERTが順位を落とすことなく、4位フィニッシュした。

エティエンヌ・マッソン(Suzuki Endurance Racing Team)/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間
エティエンヌ・マッソン(Suzuki Endurance Racing Team)/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間

#2 Suzuki Endurance Racing Team エティエンヌ・マッソン 選手
「タイトルは本当に嬉しいです。2016年以来、その後のアンソニー・デラール選手の事故以来ようやく獲得することができました。そして今年は複雑な環境の中でも、チームは日々一丸となって頑張りました。新しくなったSERTは、ほとんどゼロからの出発でした。ヴァンサン・フィリップ選手の引退と新メンバー(ザビエル・シメオン選手)の加入など、本当に色々なことがあったけれど、すべてが順調にいきました。レースは厳しい世界だけれど、SERTは決してギブアップしません!」

グレッグ・ブラック(Suzuki Endurance Racing Team)/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間
グレッグ・ブラック(Suzuki Endurance Racing Team)/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間

#2 Suzuki Endurance Racing Team グレッグ・ブラック 選手
「昨シーズンはタイトルを逃したものの、今年は新チームでチャンピオンになることができました。色々と複雑な状況下でのレースで、最終戦は何があってもチャンピオンシップポイントを守り抜かなくてはならないプレッシャーもありましたが、とにかく最後まで走りきることに集中しました。SERTは素晴らしいチーム、自分がその一員でいることがとても嬉しく、今後もこのチームメンバーとして良い仕事をしたいです。」

チャビエル・シメオン(Suzuki Endurance Racing Team)/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間
チャビエル・シメオン(Suzuki Endurance Racing Team)/2019-2020EWC第4戦エストリル12時間

#2 Suzuki Endurance Racing Team ザビエル・シメオン 選手
「ライダーにとって、モトGPから世界耐久への転向は決して容易ではないです。実際、チームメイトも不安に思っていたようだし、自分自身でも不安がありました。にもかかわらず、自分を暖かく迎え入れてくれたチームに恩返しがしたくて、レースでは持てる力を100パーセント発揮しました。このチームには特別な縁を感じています。スズキのディーラーをしていた私の父は20年前にSERTの仕事に関わっていたし、自分がヨーロッパチャンピオンを取ったのもスズキのマシンでした。これからもぜひSERTの勝利に貢献していきたいです。」

#2 Suzuki Endurance Racing Team ダミアン・ソルニエ 監督
「私たちが今日ここにいるのは、まさしくこれまでのSERTがあってこそです。昨年のボルドールでの優勝を一緒に分かち合ったヴァンサン・フィリップのことも思い出しますが、今年の新生SERTもまた素晴らしいチームになりました。人に歴史あり、というのがSERTの誇りであり、これからもそれを守り続けることが私の使命でもあります。タイトル獲得に尽力いただいたダンロップ、MOTUL、ヨシムラおよびすべてのスポンサーと、応援いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。」