総合順位ではオーバードライブ・トヨタのルシオ・アルバレス(オーバードライブ・ハイラックス)が順位をひとつ上げて3番手に浮上し、総合4番手にTOYOTA GAZOO Racingのジニエル・ド・ヴィリエール(GRダカールハイラックスT1+)が続いた。トップとのギャップはアルバレスが40分53秒、ド・ビリエールは41分22秒だ。
四輪部門・市販車クラスで9連覇を狙うトヨタ・オートボデー勢は競技2日目も三浦昂(トヨタ・ランドクルーザー200)がクラストップタイムをマークし、これにチームメイトのロナルド・バソ(トヨタ・ランドクルーザー200)が続くかたちに。総合では三浦が56番手、バソが58番手につけている。トラック部門・排気量10リットル未満クラス12連覇中の日野チームスガワラの菅原照仁(日野600ハイブリッド)は、前日の部門総合26番手から順位をひとつ上げ同25番手となった。
二輪部門はモンスターエナジー・ホンダのジョアン・バレーダ(ホンダCRF 450ラリー)がステージベストでトップ10入りを果たし、ステージ2番手につけたガスガス・ファクトリー・レーシングのサム・サンダーランド(KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)が総合首位に浮上した。
前日は総合4番手でラリーを終えたモンスターエナジー・ヤマハ・ラリーチームのアドリアン・ファン・ビファレン(ヤマハWR450F)がトップと2分51秒差の総合2番手につけ、プロローグとステージ1Bを連続で制したダニエル・サンダース(ガスガス・ファクトリー・レーシング/KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)は首位から3分29秒遅れの総合3番手となった。
総合13番手で競技2日目を迎えた元MotoGPライダー、ダニロ・ペトルッチ(テック3KTMファクトリー・レーシング/KTM450ラリー・ファクトリー・レプリカ)は、115km地点を通過後にメカニカルトラブルに見舞われてストップ。その場での修復は難しく再スタートを切ることができなかったことからダカール・ルーキーの挑戦は開幕から3日目、競技2日目にして競技の上では“事実上の終わり”を迎えることとなった。
競技3日目となる1月4日(火)の“ステージ3”は、アル・カイスマフを出発し同地に戻ってくるステージが再設定された。今大会2度目のループステージとなるステージ4の競技区間は255km、リエゾンを含めた1日の総走行距離は636kmだ。



