よく見ると両手でスマートフォンを持ち自転車を漕いでいます。両手でスマホを持つ意味があるのか突っ込みたくなりますがとにかく奴が“両手”でスマホを持って近づいて来ます。

 さらにハンドルから両手を離したまま仲間達に振り返り軽く会釈です。

 S字コーナーを両手離しのままクリアしようとしています。カメラを見つけ余裕のポーズです。

 さらに奴は両手でスマホを持ったまま第一ヘアピンに進入。

 そのまま華麗に両手でスマホを持ったまま立ち上がって行きました。

 彼の名はゼッケン39番、will-raise racing RS-ITOHからST600クラスにエントリーする18歳の和田留佳選手。SUGOの予選、SPコーナーで派手にやらかしていたのが印象的でした。

 彼とバイクはこのままいい勢いでスポンジバリアへ激突。もの凄い音が記憶に新しいです。雨上がりのS字コーナーで声を掛けたら両手でスマホを持ったまま振り返りながら“全っ然、大丈夫です!”との返答がありました。

 他のライダーも見てみましょう。2輪界にも“セナ”はいます。こちらはJ-GP3クラスにMIE Racingからエントリーのセナ・エージス君。“セナ”ではありますがオーストラリア出身。まだ14歳ですが表情は大人びています。眉毛がミック・ドゥーハンっぽいのは気のせいでしょうか。

 そのセナ君、金曜日の練習走行で転倒です。第一ヘアピン先の高速の右コーナーでした。

 ですがその目は輝きを保ったままです。どうぞ皆さん2輪界の“セナ”、覚えていてください。

 今回はここまでです。大人の事情で行われる第2回目はピットで見つけたF1でも使われるあのメカものからレジェンド、2020年から誕生するST1000クラス、そしてお姉さんまでいじくり回したいと思います。お楽しみに。

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