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クルマ ニュース

投稿日: 2017.07.12 22:29
更新日: 2017.07.13 10:49

アウディ、新型旗艦セダン『A8』発表。世界初の自動運転“レベル3”を実現

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クルマ | アウディ、新型旗艦セダン『A8』発表。世界初の自動運転“レベル3”を実現

ラグジュアリーなラウンジ:インテリア

 新型Audi A8のデザインのメインテーマは「自由」です。それによってこのクルマは、広くて贅沢なラウンジにも似た印象を与えます。先代モデルのAudi A8と比較すると、標準、ロングバージョンともに、全長は拡大しています。

 装備と素材の選択肢は非常に広範囲になっており、シートのパーフォレーション(通気孔加工)からエアベントの電動開閉シャッターといった細部に至るまで、エクスクルーシブなクオリティが追求されています。

 新型Audi A8のなかでも特別な格式が与えられたシートが、Audi A8 Lの後席右側にオプション設定されたリラクゼーションシートです。これには、4つの異なる調整機能とフットレストが選択できる仕組みになっています。
 
 このシートの乗員は、フロント助手席のシートバックの背に搭載され、多様なセッティングが可能なフットレストに足を乗せて、温めたりマッサージしたりすることができます。
 
 ヘッドレストも快適性を特に重視した新しいデザインが採用されています。後席の乗員はまた、専用の独立した操作ユニットを使って、アンビエントライトや、新設定のHDマトリクス読書灯、シートマッサージなどの機能をコントロールしたり、プライベートな電話をかけたりすることができます。

アウディA8 エクステリア
アウディA8 エクステリア

 
 リヤシートのセンターアームレストには、後席用のリモートコントロールユニットが設置されています。スマートフォンサイズのOLEDディスプレイを採用したこのユニットは、取り外して使用することもできます。

指先の操作とその反応:操作系

 新型Audi A8のインテリアデザインでは、細心の注意を払いながらもシンプルなデザインが表現の基本になっています。インテリアは、すっきりとした構成になっていて、真っすぐな水平のラインが整然とした印象をさらに強調しています。
 
 アウディは、徹底的に新しい操作方式を導入することで、持ち前の高い品質基準を、デジタルの時代にも展開してみせました。新型Audi A8のインテリアからは、従来のモデルの特徴でもあったロータリープッシュボタンやタッチパッドは姿を消しています。
 
 インストルメントパネルからも、ボタンやスイッチ類がなくなりました。ここで中心となるのは、10.1インチのタッチスクリーン式ディスプレイですが、これもスイッチオフしたときは完全に暗くなって、グロスブラックの周囲のパネルのなかに溶け込みます。

 クルマのドアを開けると、ユーザーインターフェースがすぐさま立ち上がります。ドライバーは、大型ディスプレイに指で触れることで、インフォテイメントシステムの操作を行います。
 
 センタートンネルコンソールにある2番目のタッチスクリーンは、エアコンディショナーと快適機能にアクセスするためのもので、同時にここからテキストの入力も行います。
 
 そのとき、ティプトロニックの幅広いレバーの上に手首を乗せたまま、例えば、検索のための文字入力ができるなど、快適にタッチスクリーンの操作を進めることができます。

アウディA8 コクピット
アウディA8 コクピット

 
 2つのディスプレイのうちどちらかが作動したときには、チャイムとクリック感で、そのことがドライバーに伝えられます。ガラス調の操作ボタンも同様の反応を示します。音と触感によるフィードバックの組み合わせ、また、手を振る動作など共通のタッチジェスチャーを利用することで、新しいMMIタッチレスポンスは、非常に安全で、直感的に行えて、さらに素早い操作が可能になっています。

 新型Audi A8はまた、乗員の言葉にもインテリジェントに反応します。ドライバーは、クルマに搭載された数多くの機能を、日常的な言語でボイスコントロールを介して、操作することができます。
 
 目的地やメディアに関する情報は、車載データのほか、外部のクラウドから、LTEのスピードで取り寄せることができます。Audi connectオンラインサービスには、新たに道路標識の認識や緊急情報などが加わりました。
 
 これはアウディに乗る人々のスワームインテリジェンス(群知能)を活用した、革新的なCar-to-Xサービスです。

 ナビゲーションシステムも大幅に進化して、新たな機能が追加されました。それは例えば、走行したルートの情報を元に自己学習していく機能です。これにより、ルート検索の機能が、よりインテリジェントなものになりました。
 
 マップに関しても、ヨーロッパの主要都市については詳細な3Dモデルが用意されるようになり、より現実に近いグラフィックで確認できるようになっています。


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