空力面では低速時の安定性を高めるためにフロントとリヤにひとつずつ、計ふたつのウイングを備えるほか、車体下部で巨大なグラウンドエフェクトを発生させる4つのエアチャンネルが設けられた。

 そんなエアロデザインについては「このクルマにはアストンマーチンの“こころ”が込められている。具体的には、多くのアストンマーチン車に採用されているゴールデンレシオ(黄金比率)が採用され、ボディサイドのプロポーションでは3分の1から3分の2という割合が比率として現れている」とコメント。

「このように、F1を戦うレッドブルの技術と、アストンマーチンのロードカーテクノロジーが融合することによって、クルマの心臓部である12気筒エンジン、ギヤボックス、シャシー、そしてデザインなど、あらゆるコンポジットが磨き上げられた結果、皆さまに素晴らしいマシンを届けることが可能となった」
 
 気になるバルキリーの生産台数は限定150台と発表され、すでに全車が売約済みとなっておりキャンセル待つ顧客が数百名いる状況だという。なお、日本国内には11台が導入される予定で、価格は200~250万ポンド(約2億9000万~3億6600万円)の範囲内となるとのことだ。

 ライヒマン氏は質疑応答コーナーで、記者から今後のレース参戦の有無ならびに具体的な参戦カテゴリーについて問われると「フェラーリやポルシェ、マクラーレンといったメーカーと競争し、負かすことができるカテゴリーがあれば参戦したいと思っている」と言葉を濁す一方、レーシング仕様のマシンを25台分制作する予定であることを明言した。

『アストンマーチン・バルキリー』とアストンマーチン・バイスプレジデント、マレック・ライヒマン氏
『アストンマーチン・バルキリー』とアストンマーチン・バイスプレジデント、マレック・ライヒマン氏
巨大なディフューザーを備える車体リヤ。2本のテールパイプは1000馬力を発揮する12気筒エンジンにつながる
巨大なディフューザーを備える車体リヤ。2本のテールパイプは1000馬力を発揮する12気筒エンジンにつながる
会場にはアストンマーチンの最新クーペ『DB11』も展示されていた。
会場にはアストンマーチンの最新クーペ『DB11』も展示されていた。

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