ルノーのAセグメントを代表するモデルとして、日本でも初代が大ヒットを記録した『ルノー・トゥインゴ』が、今度は中身も大きく進化した3代目として登場した。

 昨年の東京モーターショーでお披露目されたとおり、歴代モデルで初のRRレイアウトを採用した新型トゥインゴは、全長3,620mm×全高1,545mm×全幅1,650mmとコンパクトサイズを実現。車体骨格やパワートレーンは欧州で協業を行なうメルセデス・ベンツとのアライアンスの元で開発され、日本では一足先にデビューした『スマート・フォーフォー』と共有している。

インテリアトリムには3色が用意される(写真は欧州仕様)
インテリアトリムには3色が用意される(写真は欧州仕様)

 フォーフォーとの最大の相違点は、搭載されるエンジン。最高出力90PS/5,500rpm、最大トルク135N・m/2,500rpmを発生する直列3気筒の0.9リッター直噴ターボは、ルーテシアなどに搭載されているものをトゥインゴのために再設計したもので、性能と燃料消費のバランスを最適化するため、電気式ウェイストゲートを備える。また、ストップ&スタート(アイドリングストップ)機能、減速時にオルタネーターを稼働させてバッテリーを充電する回生機構、そしてバッテリーからの電源供給機会を増やしてエンジン負荷を軽減し、燃料消費を抑える機能を組み合わせた、エナジースマートマネジメント(ESM)も採用するなど、コンパクト・コミューターとしての機能を高めている。

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