この“ISG”は48V電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。低回転時にはその電力を利用して動力補助を行い、48Vの高電圧により強力なパワーを放出することが可能となる一方、再始動時の振動を抑え快適性向上にも寄与。またアイドリング時にも電流量を調整することでエンジン回転数を低く保ち騒音と振動を劇的に低減したほか、シフトチェンジ時にもアシストを行うことでスムーズでタイムラグの少ない変速も可能にしている。

 その高性能な動力源に組み合わせる駆動系は、メルセデスAMGが開発した新しい4輪駆動システム“AMG 4MATIC+”となり、前後トルク配分を前後50:50から0:100の範囲で可変トルク配分を行うことで、ハイパワーを4輪へ最適に配分する。

 さらに足回りにはスポーティなスプリング・ダンパー設定と連続可変ダンパーのADS+(アダプティブダンピングシステム)を採用したマルチチャンバー型エアサスペンション、“AMG RIDE CONTROL+”を搭載。各輪の減衰力をその時点の走行状況および路面状態に合わせて自動で調整するほか、3つのモード選択や段差対策の車高上昇機能も備わる。

 もちろん、メルセデス最新鋭のインテリジェントドライブとなるADAS(先進安全運転支援機能)や、通信機能のMercedes me connectも標準装備とし、価格はEクラスが1202万~1268万円。CLSが1274万円となり、Eクラスセダンとステーションワゴンは9月、CLSは10月、Eクラスクーペ及びカブリオレは11月のデリバリーが予定されている。

セダンやワゴンのダイヤモンドグリルに対し、クーペとカブリオレ、CLSには、 さらにスポーティなシルバークロームのツインブレードフロントグリルを装着
電化を前提にして設計された初めてのパワーユニットとなる新型直列6気筒の”M256″エンジンを搭載
連続可変ダンパーのADS+(アダプティブダンピングシステム)を採用したマルチチャンバー型エアサスペンション、“AMG RIDE CONTROL+”を搭載

メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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