TFSI、TDI、S tronic、quattro:駆動システム
ヨーロッパでの発売時、Audi Q3 Sportbackには、ガソリンとディーゼルエンジンが用意されています。もっともパワフルなエンジンは、169kW(230hp)の最高出力を発生する2.0TFSIです(Audi Q3 Sportback 45 TFSI quattro S tronic:複合モードにおける燃料消費量:7.7~7.3ℓ/100km*、複合モードにおけるCO2排出量:174~166g/km*)。
2.0TDIの最高出力は110kW(150hp)です(Audi Q3 Sportback 35 TDI S tronic:複合モードにおける燃料消費量:4.9~4.7ℓ/100km*、複合モードにおけるCO2排出量:129~123g/km*)。
発売後間もなく、quattroシステムを採用したマニュアルトランスミッションモデルも追加される予定です。年内には、よりパワフルなディーゼルエンジンとエントリーレベルのガソリンエンジンを含む、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用したパワーソースを追加する予定です。
48Vマイルドハイブリッドシステムは、減速時にはエネルギーを回生し、低速走行時にはエンジンをアシストします。このシステムは、実際の走行条件で、100km走行あたり最大0.4ℓの燃料を節約することができます。
トップバージョンのエンジンにはquattroシステムが標準装備されます。その中心的なコンポーネントは、リヤアクスルに設置された油圧式マルチプレートクラッチです。その電子制御システムは、優れた安定性、強力なトラクション、ハイレベルなドライビングプレジャーを融合しています。
極めてスポーティな走行時に、quattroシステムは、ホイールセレクティブ トルクコントロールと協調して作動し、コーナー内側のホイールに軽くブレーキをかけることにより、さらにダイナミックなハンドリングと安定性を両立しています。
快適性と多用途性:インテリアおよびスペースコンセプト
Audi Q3 Sportbackの全長は4.50m、全幅は1.84m、全高は1.56m、ホイールベースは2.68mです。その結果、広々としたスペースと、様々な用途に応えるインテリアを実現しています。リヤシートには、3人の乗員用スペースが提供され、標準で前後に130mmスライドさせることができます。
シートバックは3分割タイプで、7段階にリクライニングさせることができます。ラゲージコンパートメント容量は530ℓで、最大1400ℓまで拡大することができます。積載フロアの高さは2段階に調整可能で、その下にはリヤシェルフがあります。
オプションとして、足の動き(キックアクション)で開閉可能な電動式テールゲートも用意されています。電動調整式フロントシートは、スポーティなポジションと優れた快適性を特徴として、シートヒーターがオプション設定されています。
装備レベルに応じて、コントラストカラーのステッチが施され、サイドパネルに沿ってカラーストライプが入ったスポーツシートも用意されています。
さらに、インストルメントパネルとアームレスト表面にアルカンターラを採用した仕様では、先進的なデザイン哲学を強調しています。夜間には、30色のカラーが選択可能なオプションのマルチカラーアンビエントライティングがインテリアの造形を浮かび上がらせます。
デジタルワールドを反映:ディスプレイと操作系
ディスプレイおよび操作コンセプトは、デジタル化を推進するアウディの姿勢が反映されています。ベース仕様でも、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターが装備されています。
ドライバーは、マルチファンクションステアリングホイールを使って、機能を操作することができます。最上位システムのMMIナビゲーションプラスを選択すると、数多くの追加機能を提供するアウディバーチャルコックピットが組み合わせられます。
10.1インチのタッチディスプレイは、インストルメントパネル中央に設置され、タッチすると音響によるフィードバックがあります。上級モデルと同様、このディスプレイは、ワイドなハイグロスブラックのトリムに囲まれています。
その下に設置されたエアコンディショナー用のスイッチと一緒に、このディスプレイは、ドライバーに向けて10度角度が付けられています。一部モデルでは、12.3インチのアウディバーチャルコックピットプラスも用意されます。このディスプレイは、非常にダイナミックなビューを含む、3種類のレイアウトから選択することが可能です。