そうしたスピード域で大きな効力を発揮するのがエアロダイナミクスで、そのエクステリアは歴代の“GPモデル”の遺伝子と、卓越した運動性能をこれまで以上に強く、色濃く再現している。

 ボディカラーは専用に開発されたレーシング・グレー・メタリックを採用し、見る角度によってライトグレーからブルー・バイオレットへと移り変わることで、力強さと深みを生み出し、ルーフとミラーキャップのメルティング・シルバーが鋭いアクセントに。

 拡大されたトレッドや大きなフロントエプロン、それらをフォローする張り出したホイール・アーチ・カバーを備えたデザインと、車両正面からも見えるリアスポイラーが、高いエアロ性能を視覚的に訴え、ボンネット上のエアスクープや“GP”のロゴがあしらわれたラジエターグリルなど、JCW特有の装備がスポーティな印象を強調している。

 とくに視線を集めるホイール・アーチ・カバーは、軽量素材であるカーボンファイバーを使用してハンドメイドで成型され、あえて繊維の編込みが見えるデザインとなっている。

 一方のインテリアも性能に見合うレーシングライクな仕立てとなり、先代モデルと同じくリアシートを装備せず、フロントシートの後ろにはクロスバーのみをシンプルに採用することで性能優先のムードを演出。

 六角形の模様が刻まれた金属性のシフトパドルや、ステアリングホイールのスポーク部と助手席周りのインテリア・トリム・ストリップなどには、3Dプリンターによって成形したパーツが採用された。

 軽量鍛造18インチホイールに装着された225/35のスポーツタイヤを履きこなす、歴代最速の“GP”は、限定240台で価格は576万円となっている。

駆動系も洗練された構成とし、8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションは、トルセンLSD(機械式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)を組み合わせた
先代モデルと同じくリアシートを装備せず、フロントシートの後ろにはクロスバーのみをシンプルに採用することで性能優先のムードも演出
クランクシャフトやベアリング、ピスント、コネクティングロッド、バイブレーションダンパーを強化し、さらにオイル供給やクーリングシステムを最適化することにより、最高出力を大幅に高めた

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