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クルマ ニュース

投稿日: 2019.12.01 23:50
更新日: 2019.12.02 14:20

最高600馬力、0-100キロ加速3.8秒の最強Qモデル。アウディスポーツ謹製『RS Q8』誕生

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クルマ | 最高600馬力、0-100キロ加速3.8秒の最強Qモデル。アウディスポーツ謹製『RS Q8』誕生

 4.0 TFSIのパワーは、標準装備されている8速ティプロトニックを介して、quattroフルタイム4輪駆動システムに伝達されます。プラネタリーギヤから構成され、純粋に機械的に作動するセンターディファレンシャルは、通常走行時には、前後のアクスルに40:60の比率で駆動力を分配します。
 
 スリップが発生すると、トラクションがかかっているアクスルにより多くのトルクが自動的に配分されます。この場合、駆動力の最大70%をフロントホイールに、最大85%をリヤホイールに配分することができます。

 ホイールセレクティブトルクコントロールは、新型アウディRS Q8の安全かつ俊敏なハンドリングを実現します。オプションのquattroスポーツディファレンシャルは、スポーティなコーナリング中に、必要に応じて左右のリヤホイール間に駆動トルクを配分します。このアクティブ・トルクベクタリングにより、トラクション、スタビリティ、ダイナミクスが向上します。

■あらゆる地形に対応:サスペンション

 フロントおよびリヤアクスルに採用されている5リンク構造は、縦方向と横方向の力を個別に処理します。アーム類とサブフレームは、その大半がアルミニウム製です。このSUVクーペのトレッドは、フロントが1692mm、リヤが1696mmです。

 標準装備される電子制御ダンパー付アダプティブエアサスペンションスポーツは、サーキットやオフロードの走行にも対応しています。RS専用のダンパーチューニングにより、快適性重視と、スポーティな走り重視の間で、非常に幅広い設定を実現することが可能になっています。ライドハイトは、運転状況やドライバーの好みに応じて、最大90mmの間で変化させることができます。

 オプションのエレクトロメカニカル・アクティブロールスタビリゼーション(EAWS)は、高速コーナリング中のボディロールを最小限に抑えます。前後アクスルに設置されたスタビライザーの左右独立シャフト間には、コンパクトな電気モーターが設置されています。直進時には、左右のスタビライザーが切り離され、不整地におけるボディの動きを軽減して、乗り心地を向上させます。
 
 しかし、コーナリング中は、最適なロール量補正に重点が置かれます。左右スタビライザーは、反対方向にねじりトルクをかけるため、コーナリング中の車両の傾きが大幅に減少します。エレクトロメカニカル・アクティブロールスタビリゼーションは、48Vの主電源システムに統合され、回生システムとしても機能します。このシステムは電気モーターを介して電力を回生することが可能で、回生された電気エネルギーはバッテリーに蓄えられます。

 最高速度を305km/hに設定するオプションのダイナミックパッケージプラスを選択すると、シャシー設定も非常にスポーティなものになります。このパッケージには、エレクトロメカニカル アクティブロールスタビリゼーション、quattroスポーツディファレンシャル、RSセラミックブレーキシステムが含まれます。

 標準装備されるオールホイールステアリング(4輪操舵)は、高トルクの電動スピンドルドライブと2本のトラックロッドを介してリヤホイールを動かします。低速域では、取り回しの良さを確保するため、リヤホイールはフロントホイールとは反対方向に最大5°まで操舵します。高速域ではフロントホイールと同じ方向に最大1.5°操舵することによって、車線変更時の安定性を向上させます。

アウディRS Q8(エクステリア・サイド)
アウディRS Q8(エクステリア・サイド)

 可変ライドハイト、短いオーバーハング、quattroフルタイム4輪駆動システム、ヒルディセントコントロールを備えた新型アウディRS Q8は、たとえドライブの途中でオフロードへ突入しても、自信を持って走行を続けることができます。

 ドライバーは、アウディドライブセレクト ダイナミックハンドリングシステムを使用して、アウディRS Q8の走行特性を変化させることができます。このシステムには、合計で8つのモード(コンフォート、オート、ダイナミック、エフィシエンシー、オールロード、オフロード、個別に設定可能なRS専用のRS1およびRS2)が用意されています。

 RSモードは、ステアリングホイールに設置された“RS MODE”ボタンを使用して、直接呼び出すことができます。アウディドライブセレクトは、選択されたモードに応じて、エンジンとトランスミッションの制御、パワーステアリング、エアサスペンション、オールホイールステアリング、エンジンサウンド、オートエアコンディショナーなどの特性を変化させます。

 新型アウディRS Q8は、295/40タイヤを搭載した10スポーク・スターデザインの22インチアルミホイールを標準装備しています。これは、アウディの量産モデルに初期設定されるホイールとしては、過去最大のサイズです。オプションの23インチ鋳造アルミホイールは、5Yスポーク・ローターデザインで、RS Q8専用にさまざまなカラーが用意されています。大径ホイールの後方には、内部ベンチレーション機能付コンポジットディスク(フロント420mm、リヤ370mm)を備えたRSブレーキシステムが装着されています。

 10インチのピストンキャリパーの色は、ブラックが標準ですが、オプションでレッドを選択することも可能です。オプションのRSセラミックブレーキのキャリパーは、グレー、レッド、ブルーが用意されています。セラミックブレーキの直径は、フロントが440mm、リヤが370mmです。

■自信に溢れたスタイル:エクステリア


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