更新日: 2020.08.27 17:06
ポルシェ、新型パナメーラ発表。ニュル北コースを7分29秒で駆け抜けるスポーツサルーン
2020年8月27日
プレスリリース
ポルシェの完全に設計し直されたスポーツサルーン
新しいハイブリッドモデルが加わった、クラス最高のパフォーマンスを発揮するパナメーラ
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区代表取締役社長:ミヒャエル・キルシュ)は、スポーツカーのパフォーマンスとエクスクルーシブサルーンの快適性を融合させた新型『パナメーラ』の予約受注を8月27日(木)より、全国のポルシェ正規販売店で開始します。
ポルシェが新しいパナメーラで実現したのは、いわば対極にあるものの比類ない共生です。最高出力463kW(630PS)のパナメーラ ターボSにより、スポーツカーメーカーであるポルシェはつねにクラス最高のパフォーマンスを提供するという主張を掲げ続けることができます。
この新しいフラッグシップモデルは、先代のパナメーラ ターボの性能値を大幅に塗り替えています。同時に、ポルシェはE-パフォーマンス戦略も追求し続けており、プラグインハイブリッドのラインナップに新たにパナメーラ4S E-ハイブリッドを追加することになりました。
この完全に新しい駆動システムを採用したモデルのシステム出力は412kW(560PS)に達します。従来のハイブリッドモデルと比較して、電気のみによる航続距離は最大で30%も拡大しました。
シャシーコンポーネントと制御システムの向上、および新世代のステアリングコントロールとタイヤにより、快適性とスポーツ性の両方が高められています。
■ターボS:0-100km/h加速は3.1秒
最高出力463kW(630PS)、最大トルク820Nmのニュー・パナメーラ ターボSは、先代の内燃エンジンのみを搭載したフラッグシップモデル、パナメーラ ターボよりも出力が59kW(80PS)アップし、トルクは50Nm増大し、大幅なパフォーマンスの向上を遂げました。
スポーツプラスモードでは、ターボSモデルの0–100km/h加速はわずか3.1秒です。ヴァイザッハで開発され、ツッフェンハウゼンで生産された馴染み深い4リッターV8ツインターボエンジンは徹底的に見直しが加えられ、最高速度は315km/hに達します。
巨大なパワーを制御しながら路面に伝えられるよう、またコーナリング性能を最大化できるよう、3チャンバーエアサスペンション、ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントシステム(PASM)、およびポルシェ・トルクベクトリング・プラス(PTVPlus)を含むロール抑制システムであるポルシェ・ダイナミック・シャシーコントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)が各モデルにあわせて専用にカスタマイズされ、最適化されています。
新しいパナメーラ ターボSは、伝説のニュルブルクリンク北コースにおいて、すでに妥協のない性能を実証しました。テストドライバーのラルス・ケルンは、この世界中でもっとも苛酷なコースにおいて、一周20.832kmを7分29秒81で駆け抜けました。これは“エグゼクティブカー”クラスの公式記録としては新記録です。
■最適化したシャシーシステムによるスポーツ性と快適性の向上
パナメーラGTSのV8ツインターボエンジンは、出力の発生に特に焦点を当てて最適化されました。新型パナメーラGTSの最高出力は、先代モデルよりも15kW(20PS)アップした353kW(480PS)で、最大トルクは620Nmを発生します。
エンジン出力は、エンジン最高回転数付近まで連続的に上昇します。したがって、出力の発生は、自然吸気エンジンを搭載した従来のスポーツカーと同じような特性を示します。左右非対称のリアサイレンサーを装備した新しい標準装備のスポーツエグゾーストシステムにより、伝統的なV8サウンドの特性は以前にもまして顕著となっています。
ニュー・パナメーラとパナメーラ4には、世界中のマーケットで高評価を得ている2.9リッターV6ツインターボエンジンが搭載されます。最高出力は243kW(330PS)、最大トルクは450Nmで、従来と変わりません。
シャシーおよび制御システムは、新型パナメーラの全モデルでスポーティかつ快適な特性に焦点が当てられています。
いくつかのシステムは、まったくゼロから応用されました。たとえば、見直しを加えたポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントシステム(PASM)によって減衰時の快適性が大幅に向上し、電子制御式のロール抑制システムであるポルシェ・ダイナミック・シャシーコントロール・スポーツ(PDCCスポーツ)によってボディの安定性が向上しています。また、新たに新世代のステアリングコントロールとタイヤが装備されています。