さらに、インテグレーテッド・ブレーキ・システムによってドライバーは任意に車両の減速度を調整することが可能となり、2種類のペダルモードの設定で車両を減速させるのに必要なペダル踏み込み量を変更でき、あらゆる状況でドライバーが思い描くフィーリングを得ることもできる。

 こうした基本性能をベースに、そのほかのMシリーズと同様によりアグレッシブなスポーツ走行を想定した『BMW M5 Competition(コンペティション)』も設定され、最高出力を625PS/6000rpmまで高めた専用チューンのV8は、車両構造部との接続部をより強固にする、極めて硬い専用のエンジンマウントを採用し、より直接的な動力伝達が可能に。

 さらにM5では初採用のMモード・ボタンでは、ロード、スポーツに加えて、運転支援システムの快適性と安全性に関する全ての機能が無効になる“TRACK(トラック)”モードが備わり、エクステリアでもハイグロス・ブラックのキドニー・グリルとモデル・バッチ、ドアミラー、リヤスポイラーが装備され、よりアグレッシブなデザインとなっている。

 そうしたエッセンスを通常のカタログモデルに注入した『M550i xDrive』では、最高出力530PS/5500rpm、最大トルク750Nm/1800-4600rpmを発生する4.4リッターのV8を搭載。全輪駆動制御のBMW xDriveやMアダプティブ・サスペンション、Mディファレンシャルによって悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを実現。そしてMパフォーマンス・モデル専用色となるセリウム・グレーをキドニー・グリル、エア・インテーク、エア・ブリーザー、ミラー・キャップに採用することで、通常モデルとは一線を画した存在感と個性が演出されている。

 デリバリーはこの10月以降から順次予定され、価格はM550i xDriveが1319万円、M5が1792万円、そしてM5 コンペティションが1877万円(いずれも消費税込)となっている。車両の詳細はBMWの公式ホームページ(https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m5-sedan/2020/bmw-5-series-sedan-m-automobiles-highlights.html)まで。

新システムの“M MODE(Mモード)”ボタンやインテグレーテッド・ブレーキ・システムなど、可変デバイスを数多く備える
新システムの“M MODE(Mモード)”ボタンやインテグレーテッド・ブレーキ・システムなど、可変デバイスを数多く備える
最高出力530PS/5500rpm、最大トルク750Nm/1800-4600rpmを誇る『M550i xDrive』も登場
最高出力530PS/5500rpm、最大トルク750Nm/1800-4600rpmを誇る『M550i xDrive』も登場

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