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クルマ ニュース

投稿日: 2021.02.17 15:32
更新日: 2021.04.19 15:38

ミツビシ、新型『アウトランダー』発表。累計販売260万台のグローバルSUVが第4世代へ

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クルマ | ミツビシ、新型『アウトランダー』発表。累計販売260万台のグローバルSUVが第4世代へ

 ●新開発プラットフォームの採用により、衝突安全性を大幅に高め、高次元の操縦安定性を実現しました。キャビン周りには三菱自動車初のホットスタンプ式超高張力鋼板を採用し、変形の少ない高耐力キャビン構造としながら軽量化を実現しています。また、エンジンルーム及びキャビン周りには連続した環状構造を採用し、従来車よりボディの曲げ、及びねじり剛性を大幅に向上しました。マルチリンク式のサスペンション、及びデュアルピニオン式の電動パワーステアリングの採用などにより、上質な乗り心地でありながら、リニアでダイレクト感のある操縦性を実現。直進安定性はもちろんコーナリング時のトレース性も大きく向上し、運転する楽しさを提供します。

 ●2.5Lガソリンエンジンを新開発し、従来車に対して最高出力で約8.9%、燃料消費率(WLTCモード)で約2.6%向上しました。低中回転域はトルクフルで力強く高回転域ではなだらかで扱いやすいため、街乗りからスポーツドライブまで幅広く対応します。トランスミッションは8速スポーツモードCVTを搭載しました。加速時は多段A/Tのようなメリハリのある変速を行うステップシフト制御を採用し、アクセルを強く踏み込んだときは力強く俊敏な加速フィーリングが得られます。クルージング時にはCVTの特長を活かした静かで滑らかな走りを実現しました。

 ●4WD車では前後トルク配分を行うセンターカップリングのデバイスに、電動モーターによる油圧クラッチを取り入れた電子制御4WDを採用しました。停車中から前輪と後輪を強く拘束できるため、走り出しの瞬間から後輪駆動力が発生し、4WDらしい力強さを体感できます。特に凍結路面での坂道発進といったシビアコンディションで、より威力を発揮します。

ミツビシ・アウトランダー(インテリア:コクピット)
ミツビシ・アウトランダー(インテリア:コクピット)

 ●4WD車では、さらに進化した車両運動統合制御システム“S-AWC”を搭載しました。ブレーキ制御“ブレーキAYC”*4を後輪にも採用することで、前後輪の分散制御に発展させています。ハンドル角、ヨーレイト、駆動トルク、ブレーキ圧、車輪速などをセンサーで検知し、ドライバーの操作と車両の状態を常に正確に把握。旋回時にはブレーキAYCが前後左右輪の駆動力/制動力差を最適化することで、タイヤのグリップ能力をさらに引き出し、ドライバーの意のままの操縦性を実現しています。また、2WD車にも前後輪の分散制御に発展させたブレーキAYCを取り入れ、ASC*5、ABS*6と統合制御し、さまざまな路面で走行安定性を実現しました。

*4:Active Yaw Control
*5:Active Stability Control
*6:Anti-lock Braking System

 ●さまざまな運転スタイルと走行シーンに最適化された車両運動特性を選べるドライブモードを採用しました。4WD車には6モード、2WD車には5モードを設定。フロアコンソール上のモードセレクターにより、道路の状態で選べるドライブモード、運転スタイルで選べる「ECO」が選択できます。ドライブモードでは、通常使用するモード「NORMAL」、舗装路でスポーティに走れる「TARMAC」、未舗装路で高いトラクション性能と安定性を発揮する「GRAVEL」、雪道などの滑りやすい路面に適した「SNOW」、ぬかるんだ道や深雪などで走破性を高める「MUD」*7を設定しました。ドライブモードは4WD車の高い走破性を引き出すことはもちろん、2WD車でも、いざというときのポテンシャルを高めて、運転時の安心感や信頼感を向上させます。モード選択時にはメーター内に走行シーンがイメージできる画像を表示し、直感的にモード選択ができます。
*7:4WD車のみ設定

(3)上質な室内空間
 ●インテリアでは、力強い水平基調のインストルメントパネルは、広々としたゆとりある印象を与えながら、車体姿勢の変化をつかみやすくなる機能性を併せ持っています。また上部には触感の良いレザー巻きのソフトパッドを採用、さらにステッチをあしらうことで質感の向上を追求しました。ドアパネルには、広い面積にドアインサートを配し、インストルメントパネルやフロアコンソールサイドと同様のソフトパッドを採用し、上質で居心地の良い空間を目指しました。

 ●インテリアのカラーバリエーションは、Pグレードにはシックなブラックと開放感あるライトグレーの本革シートを設定。インストルメントパネルとドアトリムも同色とし、アルミニウムの加飾をシフトパネルに採用しています。また、サドルタンのアクセントカラーも用意し、シートには上級本革(セミアニリン)を使用したオプションカラーも設定しています。Hグレードにはスエード調コンビネーション素材のブラックシートとピアノブラックの内装を、Mグレードにはファブリック素材のブラックとライトグレーのシートとピアノブラックの内装をそれぞれ設定しています。

ミツビシ・アウトランダー(インテリア:シート)
ミツビシ・アウトランダー(インテリア:シート)

 ●フロントシートは2層ウレタン構造として、座った瞬間の掛け心地の良さと、長時間座っていても疲れにくい快適なシートを実現しました。車体を幅方向に拡大し、また1、2列目のシート足元スペースを拡大しているため、ゆとりある居住空間を演出し、快適性を高めています。さらに、シートヒーターや3ZoneAutoエアコン、リアドアガラスサンシェードなどファミリーSUVとして後席でも快適に過ごせる機能をグレード別装備として用意しました。

 ●メーターはグレード別に2種類の設定としました。三菱自動車初の全画面のフルカラー液晶(12.3インチサイズ)を搭載したメーター“フルデジタルドライバーディスプレイ”は、鮮明な画像と大画面により、多彩なコンテンツ表示でもすっきりとした見やすさを実現。さまざまな情報を自由に組み合わせて表示できるカスタマイズ機能も搭載しています。もうひとつのハイコントラストメーターは、中央のインフォメーションディスプレイに簡易的な矢印ナビなどの表示が可能で、7インチ液晶を搭載しながらも、アナログ表示による高い視認性の利点を活かしつつ、立体的な文字盤と加飾付き指針により高級感を演出しています。

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