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クルマ ニュース

投稿日: 2023.08.10 20:00
更新日: 2023.08.11 01:50

多彩な選択肢から“最高”の一台を選ぶ/トヨタ新型アルファード、ヴェルファイア購入ガイド

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クルマ | 多彩な選択肢から“最高”の一台を選ぶ/トヨタ新型アルファード、ヴェルファイア購入ガイド

 最近のトヨタのモデルは、ベーシックな“X”、中間の“G”、上級の“Z”の3つを基本にグレードを設定することが多いが、新型アルファード/ヴェルファイアに用意されたのは、“Z”(ヴェルファイアは“Zプレミア”)とその上の“エグゼクティブラウンジ”のふたつ。

左がアルファード、右がヴェルファイア。グリルとヘッドライトなどのフロントまわりのデザインが異なることで差別化されている。またエンジンラインアップや加飾レベルに差をつけることで、装備機能でもアルファードとヴェルファイアの違いが明確になっている。
左がアルファード、右がヴェルファイア。グリルとヘッドライトなどのフロントまわりのデザインが異なることで差別化されている。またエンジンラインアップや加飾レベルに差をつけることで、装備機能でもアルファードとヴェルファイアの違いが明確になっている。

 パワートレインは、アルファードは2.5リットル ガソリン車(Z)とハイブリッド車(Z系とエグゼクティブラウンジ)、ヴェルファイアは2.4リットル ターボ車(Zプレミア)とハイブリッド車(Zプレミアとエグゼクティブラウンジ)が用意されている。

 最もベーシックなアルファード“Z”のガソリン車でも車両価格は540万円(FF)。8人乗り仕様のベーシックグレード“X”がおおよそ350万円前後から狙えた先代と比べると、スタート価格は大きく上がった。

 安全運転支援機能のアップデートやボディ&シャシーの進化、材料費の上昇を考えれば多少の値上げは仕方がないが、従来のアルファード/ヴェルファイアオーナーにとって、敷居が上がったような感じがしてしまうのは仕方がないだろう。

 現時点のラインアップから選ぶなら、コスパ視点ならばアルファード“Z”で十分。シート地が合成皮革素材になったり、トヨタセーフティセンスの上級機能や上級オーディオシステム(JBLプレミアムサウンド)が装着されていないが、2列目シートもキャプテンシートでディスプレイオーディオもプラスが付くフル機能仕様。動力性能はターボやハイブリッドには見劣りするが、新型の魅力の大半を楽しむことができる。

 新型で大きく進化した走りも盛り込むならば、ヴェルファイアのターボ車“Zプレミア”か、両モデルに設定される“Z”のハイブリッド車がオススメ。ヴェルファイアの“Zプレミア”(655万円・FF)はターボ搭載と内装加飾が上級仕立て、ボディ補強の強化などが加えられたことで、価格はアルファードのガソリン車と比べると100万円以上も高いのが少しネックだが、動力性能は先代のV6に負けないほどで、ミニバンらしからぬキレの良いハンドリング感覚も、走り好きなユーザーにとっては大きなセールスポイントになる。

トヨタ新型ヴェルファイア
トヨタ新型ヴェルファイア
ヴェルファイアはフロントまわりの剛性部品を追加することで、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを強化。アルファードとヴェルファイアを乗り比べると、走りの荷重のかかり方や乗り心地が明らかに違う。アルファードはコンフォート寄り、ヴェルファイアはスポーティ寄りな味付けだ。
ヴェルファイアはフロントまわりの剛性部品を追加することで、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを強化。アルファードとヴェルファイアを乗り比べると、走りの荷重のかかり方や乗り心地が明らかに違う。アルファードはコンフォート寄り、ヴェルファイアはスポーティ寄りな味付けだ。

 ハイブリッド車は力強い動力性能と優れた燃費性能のバランスの良さが魅力。アルファード“Z”が620万円(FF)、ヴェルファイア“Zプレミア”が690万円(FF)と、けっして手が届きやすいとはいえないが、ガソリン車と乗り比べると、納得できる価格設定だ。

 ハイブリッド車のみの“エグセクティブラウンジ”は、海外のショーファードリブンとも互角に戦える最上級を名乗るにふさわしい贅沢なグレード。アルファードの“エグゼクティブラウンジ”が850万円(FF)、ヴェルファイアの“エグゼクティブラウンジ”が870万円(FF)とZ系よりもかなり価格が上がってしまうが、最高を求めたいならば“エグゼクティブラウンジ”一択だ。

上級のエグゼクティブラウンジシートは、シートの前後の動きが電動スライドとなり、オットマンの長さが電動伸縮するなど、できる範囲がさらに拡大される。
上級のエグゼクティブラウンジシートは、シートの前後の動きが電動スライドとなり、オットマンの長さが電動伸縮するなど、できる範囲がさらに拡大される。
シート操作は液晶リモコンで行う。
シート操作は液晶リモコンで行う。
最上級グレードの“エグゼクティブラウンジ”の天井には、サンルーフや左右窓のサンシェードを操作するスイッチが集約されるスーパーロングオーバーヘッドコンソールを配置。操作性の工夫も見所のひとつ。
最上級グレードの“エグゼクティブラウンジ”の天井には、サンルーフや左右窓のサンシェードを操作するスイッチが集約されるスーパーロングオーバーヘッドコンソールを配置。操作性の工夫も見所のひとつ。

■トヨタ新型アルファード グレード一覧

グレード パワートレーン 変速機 駆動方式 価格(税込)
Z 2.5リッター ガソリンエンジン(2AR-FE) CVT FWD
4WD
540万円
559万8000円
Z 2.5リッター シリーズパラレルハイブリッドシステム(A25A-FXS 2.5L) 電気式無段変速機 FWD
E-Four
620万円
642万円
Executive Lounge 2.5リッター シリーズパラレルハイブリッドシステム(A25A-FXS 2.5L) 電気式無段変速機 FWD
E-Four
850万円
872万円

■トヨタ新型ヴェルファイア グレード一覧

グレード パワートレーン 変速機 駆動方式 価格(税込)
Z Premier 2.4リッター ターボエンジン(T24A-FTS) 8速AT FWD
4WD
655万円
674万8000円
Z Premier 2.5リッター シリーズパラレルハイブリッドシステム(A25A-FXS 2.5L) 電気式無段変速機 FWD
E-Four
690万円
712万円
Executive Lounge 2.5リッター シリーズパラレルハイブリッドシステム(A25A-FXS 2.5L) 電気式無段変速機 FWD
E-Four
870万円
892万円

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